
8人組グループ・B&ZAIによる、メンバーとファンのための特別イベント「ばんざいとなつやすみ」が8月3日に開幕。B&ZAIらしいハッピーなノリと、夏のイベントならではの“ゆるさ”と“アツさ”がマッチした、まさに夏休み感満載のステージが繰り広げられた。
B&ZAIの現在地を確認するスペシャルな時間
8月16日(土)まで開催中の「テレビ朝日・六本木ヒルズ SUMMER FES」の一環として、EXシアター六本木でさまざまな企画を行っている「サマフェス ROPPONGI SUNNY BEATS」。
B&ZAI(橋本涼、矢花黎、今野大輝、菅田琳寧、本高克樹、鈴木悠仁、川崎星輝、稲葉通陽)は7月18日から7月24日まで、「カクエキ!」(毎週土曜昼4:00-、テレビ朝日系)の初イベント「カクエキ!灼熱のB&ZAIダービー」に出演し、体を張った対決バラエティー企画に挑んでいたばかりだが、こちらの「ばんざいとなつやすみ」は全ての企画がメンバー主導。
本番前の会見で矢花が「バラエティーのプロ(のテレビスタッフ)と一緒に作った公演の後に僕らだけで作るバラエティーをやるという、結構尖ったことをしてる」と語った通り、メンバーもどうなるか予想がつかないドキドキ感と、彼ららしい手作り感が見どころ。
とはいえ、「僕らはライブ、フェス、『カクエキ!』イベントと、いろいろなものを経て今ここにいて、その全てが融合したようなイベント」(本高)、「僕らなりに築き上げてきた“B&ZAIとは何なのか?”みたいなものも振り返りつつ、あらためてファンの皆さんとより触れ合えるようなイベントができたら。今年のB&ZAIにとっての句読点になるようなイベントに」(矢花)と気合いはたっぷりで、歌、ダンス、バンド、バラエティー、トーク…と盛りだくさんの内容だ。
始まりの合図は、ドラム担当の川崎によるソロ和太鼓演奏。提灯が飾られ花火の映像が流れる“ニッポンの夏”の雰囲気の中、はっぴ姿のメンバーがステージ上にそろうと、まずは夏の定番曲、Hey! Say! JUMPの「ファンファーレ!」を披露。これがまさかの、「ちょちょいのちょい!」や「あ、そーれ!」と合いの手が入る盆踊りバージョンで、彼らがやりたいイベントの方向性が瞬時に伝わり、観客も一気にギアが上がったのを感じた。
NEWSの「恋祭り」では、タオルを振り回すメンバーにファンもペンライトを回して呼応。鈴木のロングトーンが響き渡る。そして橋本が「ウチの天才ベーシスト、バナちゃん!」と煽ると、矢花のベースソロで始まるSixTONESの「PARTY PEOPLE」へ。間奏では矢花が作曲した「B4N4N4」のフレーズも披露され、会場はさらにアゲアゲに! BANDパートでは、7月20日に出演した『OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025』でも披露したNEWSの「weeeek」などを披露。SMAPの「SHAKE」では菅田が演奏するサックスの生音が、一段と生バンドパフォーマンスの楽しさを引き立てていた。
メンバー考案企画でファンとの特別な時間を

会場の一体感が生まれたところで、メインとなるメンバー企画コーナーへ。用意された企画は、ばんざいのはやからちゃれんじ、ばんざいときょくづくり、ばんざいにくえすちょん、ばんざいとじゃんけんの4つ。コーナーのジングルとして、彼らが作ったB&ZAIコールの音が使われているのも楽しい。
“はやからちゃれんじ”は、4組のペアに分かれて二人羽織でかき氷の早食い対決を行い、最初に食べ終わったペアがカラオケで1曲歌えるというゲーム。初回は、菅田&本高、橋本&今野、鈴木&川崎、矢花&稲葉のペアに分かれ、菅田、橋本、鈴木、矢花が後ろに回って食べさせる役に。稲葉の背中に隠れた矢花の激しいロックポーズに、川崎から「稲葉はそんなことしないよ!」とツッコミが飛ぶ。
対決では、氷の冷たさに本高が意外にも苦戦、橋本&今野ペアがキレイに食べるも、鈴木が遠慮なく川崎の顔をベチャベチャにしながらスプーンを運び、僅差で鈴木&川崎ペアが優勝。ご褒美のカラオケ曲は、「チッ」の舌打ちから始まったKAT-TUNの「Real Face」。歌い終えた後、「俺、初めて舌打ちやっちゃった〜!!」(川崎)、「大人になっちゃったじゃ~ん!」(鈴木)、「や~め~ろ~よ~!」(川崎)とうれしくてツンツンし合う2人には、本高からの「イチャイチャすんなよ!」という優しいツッコミが。
“ばんざいときょくづくり”は、いずれ自分たちの手でメンバー紹介Rap曲を作るべく、メンバーの特徴を表すワードをファンと一緒に挙げてみようという企画。この回はリーダーの今野をフィーチャーし、メンバーが「えりあし」、「白&黒」などのワードを提案。中でも本高が挙げた「子猫ちゃん」に会場から大歓声が起こり、本高は「今野ファンの本高株、上がってます?」と満足気、今野も「まあ…そうだな」と納得!?
そんな中、今野から書記に任命された鈴木が“リーダー”を“Leedar”と書いたり、“即帰宅”を漢字で書けずに橋本にまで飛び火したりと、別次元での波乱も。しかし、「このワードとこのワードはつなげられそう!」と即座に曲をイメージして提案する川崎の作詞センスが発揮され、なんとか収拾。未来の曲完成が楽しみだ。
そして“ばんざいにくえすちょん”は、事前に告知しファンから集めた質問にその場で答える企画。「B&ZAIの中で彼氏・彼女にするなら誰?」という質問では、「気持ち作るわ!」とノリノリな橋本が女性役になり、7人から彼氏を選ぶことに。
自己アピールを求められ、菅田は「筋肉いっぱい、襲われたら助けます」、本高は「高学歴でやらせてもらってます」、鈴木は「海が好きです。キレイな海に連れていきます」、川崎は「めっちゃ甘えます」、今野は「苗字あげます!」、稲葉は「ボク、誠実です。いっぱいお話聞けます」と続く中、矢花は「自分バンドやってます。ベースやってて、美容師も目指してみようかなって。あと、バイトでバーテンダーやってます」と、“付き合ってはいけない3B”ならぬ“5B”を強調。その結果、選ばれたのは矢花で、「ワタシ、ダメな男の人に惹かれるんです!」と橋本。
8人の息の合った即興コントのような展開に、会場も大爆笑だった。他にも、「メンバー8人で旅行するならどこに行きたい?」、「学生の頃に使っていた裁縫セットの柄は?」などの質問に答える8人の、自由なやり取りが楽しい時間だった。
メンバーが一番ハラハラしていたのは、“ばんざいとじゃんけん”。ファーストライブのセットの一部だった大きな手のパネルと会場の全員がジャンケンをして、最後まで勝ち残った1人は好きなメンバーに好きなワードを言ってもらえるという企画。この日、見学に来ていたACEesの浮所飛貴も「絶対勝つ!」と意気揚々と参加したが、1回戦で脱落という一幕も。無事に優勝者が決定し、優勝者のリクエストで8人全員が「我愛称ー!」とファンへの愛を叫ぶことに。彼らと彼らのファンの、平和で温かい空気感を象徴するようなコーナーになっていた。


























