「コウノドリ」出演中の宮沢氷魚『赤ちゃんたちの現状を、ドラマを通して知ってほしい』
毎週金曜夜10時から放送中のドラマ「コウノドリ」(TBS系)のトークイベントが18日、都内で行われた。イベントには、主人公・鴻鳥サクラのモデルとなった産科医の荻田和秀氏、同ドラマプロデューサーの鈴木早苗氏、ドラマで新人研修医・赤西吾郎を演じる宮沢氷魚が登場。
イベントでは、荻田氏による写真やさまざまな統計を基に、日本の産科の実態が明かされ、荻田氏が日頃から感じている「生まれて来る命」への思いが語られた。
また、ドラマに出演中の宮沢は撮影に入る前、産科の研修医たちと話す機会があったことを告白。「『産科にはなりたくない』と思っていたという方のお話を聞きました。お母さんと赤ちゃん、同時に二つの命を預かっているプレッシャーと責任感に自分が耐えきれないかもしれないって思っていて…けれど、初めて出産に立ち会った時に、生まれてきた赤ちゃんとお母さんの顔を見て、生まれて来る命の重要さを感じ、産科になると決めたそうなんです」と、感銘を受けたよう。
さらに、NICU(新生児集中治療管理室)にも実際に足を運んだという宮沢は「ギリギリで生きている赤ちゃんを見て、その実態を知らなかった自分にむかつきました。その現状を、このドラマを通して一人でも多くの人に知ってほしいと思います」と、意気込みを語った。
最後に鈴木プロデューサーは、今後のドラマの見どころについて「7話以降は、医者にクローズアップされる部分が多いので、ペルソナ医療センターというチームが最後どういう形になっていくのかというのが見どころだとも思います」と、アピール。
「日々、鴻鳥先生がどれだけのメッセージをお母さんたちに届けられるかと、私たちも悩みながら脚本をまだ作っております。なので、皆さんにもちょっとでも受け取っていただければと思います」と締めくくった。