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マキタスポーツが昭和歌謡曲を語り尽くす!「今までの音楽番組でやっていない角度で切り込みたい」

2017/12/21 19:14

マキタスポーツ(右)とスージー鈴木が1980年代歌謡曲への思いを爆発させる!
マキタスポーツ(右)とスージー鈴木が1980年代歌謡曲への思いを爆発させる!

マキタスポーツと音楽評論家のスージー鈴木がMCを務める音楽番組「ザ・カセットテープ・ミュージック」(BS12 トゥエルビ)の収録が行われ、楽曲に関しての裏話や、2人の歌謡曲に懸ける思いを聞いた。

同番組はMCの2人が1980年代の歌謡曲を毎回テーマに沿ってセレクトし、その曲にまつわるトークを展開する。

12月1日、8日には「輝く!日本カセットテープ大賞」「カセットテープ紅白歌合戦」が放送されたが、さらに12月31日(日)夜8時からは「大晦日スペシャル」を放送することが決定。「カセ大」には入りきらなかった内容が放送される。

――収録を終えていかがでしたか?

マキタ:ほんとは毎回30分くらいのものなんですけど、先ほどは1時間半くらいしゃべっていました。時間は分かってはいるんですけど、話し出すと止まらないというような。僕は基本的にスージーさんのせいにしていますけども。

スージー:いやいやいや、待て待て。渡辺美里の「My Revolution」1曲で30分しゃべってましたからね!

マキタ:(笑)。スージーさんの熱に僕もあおられるように、やっぱ黙っておけないじゃないですか。そういう相乗効果はありますよね。おじさんがこんなに熱っぽくなる場所もね、そうそうないと思います。

――お二人が熱く語った後、80年代を知らないカセットガールにバッサリと斬られちゃっていましたが…。

マキタ:はい、もう、あの子はもう、そういう子なんじゃないですかね(笑)。たぶん20年くらいたつと(今回の収録のような話が)ジワッと効いてくると思います。

スージー:先ほどユーミン(松任谷由美)の80年代の歌詞についてもう1回しゃべったんですけど、やはり40、50(歳)になって分かるユーミンの歌詞の良さみたいなものが。今われわれがしゃべりながら涙ぐんじゃうって感じは、年を取ると分かる(笑)。50代だからこそ分かる80年代のよさみたいなものが。

――年齢を重ねると聴き方が変わってくるものですか?

マキタ:変わると思いますよ。

スージー:人生経験を経て、分かるものがありますね。

マキタ:あとね、今日(の収録で)は時間の都合で言うのをやめましたけど、果たして「We Are The World』はほんとにいい曲なのかっていう、(時代によって聞き方が変わるという点で)問題があるんですよ。

それがどういうことかというと、当時遠く離れたアフリカの難民たちを救済するっていうU.S.A For Africaっていうムーブメントがあって。「アーティストたちが無償で立ち上がって、収益を基金として彼ら(アフリカの難民)にあげる」という、そういうストーリーとしてプロモーションしていたわけですよね。

それはいい話なんですけど、ただそのストーリーを知った上で、聴いていたので。つまり、プロモーションとか、そのときの文脈、ストーリーというものがどの曲にも必ずあるんですよ。

だからそれを差し引いた上で聴いたらどうなんだろうって思います。聞き手の持っている「情報」というものはその都度違うわけですが、「音楽」は普遍的に作られているから、時代による感じ方とか受け取られ方とかのバイアスを取っ払って、なるべく「音楽的に素晴らしいんですよ」、ということ番組内で見せていきたいですね。

そうするとそんなに新しい曲を追い掛けなくても、昔の曲とかでも楽しめるんですよ。スージーさんが仰ったみたいにこの年になったときにユーミンの書く歌詞がめちゃめちゃ分かってきたり…。あの時代のユーミンはおしゃれというバイアス(見方)に乗っかっちゃってたけど…。

スージー:“おしゃれの女王様”みたいになってたけど、よく聞いたらこんなええ曲書いてたんやって。

マキタ:そういうバイアスが全部外れた状態の視点から、ユーミンとかを再評価できるっていうのはいいよね。たぶんそれがわれわれの務めなんじゃないかなと思います。

――番組内で紹介する選曲はお二人がなさってるんですよね?

スージー:そうですね。基本われわれが選曲。でもお互い手の内というのは当日まで分からなくて…。どういう理由でこの曲を選んでるのか、っていうのは当日の収録で初めて分かるメカニズムになっております。

マキタ:そう。当日まで分からない。ただ俺結構スタッフから、あおられて…。「スージーさんからもう曲が提出されてます!」って言われて、俺、ちょっと待って!ってなって。

スージー:私はもう暇なんで、メール来たら30分後くらいに提出して(笑)。

マキタ:別に暇じゃないんですよ。ジョークで言ってるだけですけど。とにかく早いんです、スージーさん。僕はギリギリ。締切をだいぶ遅らせてもらったりして、結構苦労します。

――選曲に時間がかかるというのは曲への愛着からなのでしょうか?

マキタ:愛着もだし、あとは伝え方とかをやっぱり気にしちゃいますよね。ただ好きというだけでも伝えきれるところはあるんですけど。この曲をこういうふうに伝えたらよりいい伝わり方するんじゃないかなっていうことを選別するってことかな。

スージー:考えに考え抜いて。そうやって選曲した曲が収録で初めてわかって。面白いですよね。手の内がぱっと開けて。こうきたかっていうのはあります。

下に続きます
「ザ・カセットテープ・ミュージック」
毎週金曜夜2:00-2:30
BS12 トゥエルビにて放送
※12月31日(日)夜8:00-8:55に大晦日スペシャルを放送
【HP】https://www.twellv.co.jp/event/cassettetapemusic/


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  • マキタスポーツ(右)とスージー鈴木が1980年代歌謡曲への思いを爆発させる!
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