映画「スター・ウォーズ」でマーク・ハミルが監督に直談判した“衝撃”のアイデアとは?
マークが思い付いたのは、ハン・ソロが息子カイロ・レンに殺されるシーンにルークを登場させるというアイデアだ。
「例えば、ハン・ソロの危険を感じたレイアがルークとコンタクトを取ろうとする。でもそれがうまくいかず、レイアが自ら出向くことにするんだ。それでレイアができる限り頑張るけど、死んでしまうかもしれないという時、バーン! とルークがやって来て敵を吹き飛ばすってわけ。2人そろってハン・ソロがカイロ・レンと対峙して向かうけれど、手遅れだったという感じだね」と少年のように目を輝かせる。
だが、それでは中盤でルークが登場することになり、“ルーク・スカイウォーカーを探す”というストーリーの軸が崩れてしまう…。
マークはそのアイデアを、撮影現場で前作のJ.J.エイブラムス監督や本作のライアン・ジョンソン監督に話していたという。
「J.J.とライアンに『僕は面白くない話なら本当にたくさんアイデアとして持っている。もしかしたら、そんな何千というつまらない話の中に、何かあなたたちでも気に入るものがあるかもしれない』って言ったんだ。でも僕の仕事は物語を作ることじゃないよね。脚本を自分なりに解釈するということが、僕のできる最大限のことなんだ」と、あくまで監督の意志を尊重している。
もちろん監督たちはアイデアを面白がっていたが、マークはルークの登場シーンについて「J.J.にも言ったけど、僕は自分が間違っていたことを心の底から喜んでいるよ」と、今ではラストシーンを気に入っているよう。
そんな衝撃のラストから始まる本作について、「『フォースの覚醒』から直接つながっているから、あの最後の場面が『最後のジェダイ』で皆さんが最初に見るルークの姿ということになるね。レイが彼にライトセーバーを差し出し、彼はただずっと彼女を見つめているんだ」と明かす。
フォースを覚醒させたレイとダース・ベイダーを継ごうとするカイロ・レン。伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーの出現は何をもたらすのか?
多くのファンが待ち望む今作、どんな展開になるのか見逃せない!
12月15日(金)全国公開
監督・脚本=ライアン・ジョンソン
配給=ウォルト・ディズニー・ジャパン
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