小芝風花、“小悪魔”キャラで新境地!「台本を読んだ時はちょっと驚きました」
――そして1月13日(土)に放送される「新・ミナミの帝王」第15作『ニンベンの女』にも出演されますが、こちらはどんな役どころですか?
架空の土地売却で金をだまし取る“地面師”をテーマにした物語で、私は地面師への復讐(ふくしゅう)に手を貸す偽造屋・矢倉紅を演じます。
実は少し前に、実際に同じような詐欺事件をニュースで知りましたが、これから東京オリンピックにかけて増える恐れのある詐欺らしいので、ぜひ今回の作品を通して、皆さんに地面師の存在を知ってほしいです。
私が演じた紅は、人を信用せず、表情がない役なので、とにかく目のお芝居を意識しました。
――「新・ミナミの帝王」の監督とは、2度目のお仕事だそうですね。
再度オファーを頂けるというのはとてもうれしく思いますし、本当に励みになります。
一つ一つの作品に真剣に向き合っていますが、“ちゃんとできたのかな?”“スタッフさんの期待を裏切ってないかな?”と毎回反省しているので、同じスタッフさんからオファーを頂くと安心します(笑)。
さらに期待以上のものを目指さなくては…と気合いが入ります!
――2017年は20歳を迎え、ドラマに舞台にと幅広く活躍しました。
はい! コメディー色が強い作品に挑戦させていただいて、自分の中でも発見が多く、学びの多い年になりました。
2018年は、もっもっといろんな作風、いろんな役柄に挑戦したいです。20歳になったのも大きくて、お酒が飲めるようになると、打ち上げの席にも参加できるようになりまして。
そうなると、スタッフさんや先輩方とお芝居のお話ができる機会が増えて、“このシーンにはこういう意味合いがあったんだ”と勉強になりますし、“じゃあ次はこうしてみよう!”と新たなアイデアが浮かぶことがたくさんありました。
特に舞台は、稽古から公演まで何カ月も続くので、皆さんとより深くコミュニケーションが取れるようになりますし、お芝居が向上するきっかけにもなります。
――最後にプライベートで、2018年の抱負は?
実は最近、お料理を始めたんです。でもまだ、ハンバーグやカレーを作って翌日はドリアにするなど、本当に初歩的なことしかできないので、2018年は、もっとレパートリーを増やして、野菜を早く切れるようになりたいです(笑)。
この間、母と一緒に和食に挑戦して、カレイの煮つけや具だくさんの豚汁にも挑戦しました。母に家庭の味を教わりながら、少しずつ料理をする時間を増やしていけたらいいですね。
取材・文=蓮池由美子