1位作品は“99.9%手堅く「待ってました」という安定感” 「冬ドラマ満足度ベスト10」カトリーヌあやこ編
「anone」紙野彦星役の清水尋也が気になる!
映画「ソロモンの偽証―」(2015年)ではいじめっ子、「渇き。」(2014年)はいじめに遭う役と真逆の顔にびっくり。今回も「電影少女―」では、また違う印象。作品ごとに別の顔を持ち、何が飛び出すかわからない清水くんは底知れぬ18歳!
総評 “普通じゃない”作品やキャラクターが多し!
事件、復讐、ミステリー、女装男子にタイムリープ。「アンナチュラル」のみならず“普通じゃない”ドラマが並んだこのクール。まず、いわゆる“ナチュラル”なヒロインがほとんど見当たらない。オタク女子や、キョドコ、キスで殺す女といった個性派や、心に傷を抱えた影のあるキャラクターが多い。ファッションやメークを参考にしたいのは、そんなヒロインたちじゃなく、むしろ女装男子の方だったりして?
“恋とおしゃれと仕事を頑張るガッツな女子”というお手本にしたり、共感しやすいタイプよりも、さらに多様化し、屈折したヒロイン像なのが面白い。たやすく感情移入できて「あるある」「キュンキュン」するのではなく、思いがけずしみじみと「そうそう(ボソッ)」とつぶやく感じ。まるでツイッターでリツイートされてくるハッシュタグのネタみたいにね。
そんな“普通じゃない”キャラたちが紡ぐ物語は、やはり謎に満ちていて先が見えない。毎回飽きちゃわないように(?)刺激的な展開や小ネタもちりばめられている。果たしてどんな“アンナチュラル”などんでん返しが待ち受けているのか、それともストーリー自体が崖から落ちてしまうのか? それぞれ最終回まで目が離せないと思います。
【Profile】カトリーヌあやこ…テレビ番組やタレントをモチーフにした「カトリーヌあやこのすちゃらかTV!」を「週刊ザテレビジョン」にて連載中。
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