広瀬すず主演「anone」、小林聡美の壮絶過去を支えた“幽霊”、ネコの流し目、音声案内【第4話せりふまとめ】
「ずっとって言うか、鼻ぐらいの感じ自分の鼻って、見方によっちゃ見えるでしょ? 鼻って普段気にしてない時は見えないけど、一旦見えちゃうと、何かと視界に入ってくるでしょ?」
「生きてる時はユニクロとかグッチの服着てるのに、何でわざわざ死んだら白いのに着替えるの。どこで着替えるの? 更衣室?」
「女は白い服、男は落ち武者、何それ? だって昨日会社員だったのに何でわざわざ死んだら鎧に着替えるの? で、オプションで矢刺すの? 幽霊に失礼でしょ、偏見でしょ、幽霊差別です」青羽るい子(小林聡美)
続いて、第4話のキーワードとなった“幽霊”編。るい子にとっての“ニセモノ”は娘の存在だった。
るい子の心の病が産んだのか、それとも本当の幽霊なのか、るい子にしか見えない少女・アオバ(蒔田)。アオバはるい子の最大の理解者として心を支えていて、周囲が何と言おうとも、るい子にとっては“大事なもの”だった。
幽霊話に興味津々のハリカ(これがまた、とってもかわいい!!)が、幽霊について質問攻めすると、るい子は独自の“幽霊観”を展開。「オプションで矢」と畳みかけるるい子の頭の回転の速さは圧巻だ。
「何で幽霊を好きになったらダメなんですか。何で死んだら好きになっちゃダメなんですか。生きてるとか死んでるとかどっちでもよくないですか。生きてても死んでても、好きな方の人と一緒にいればいいのに」辻沢ハリカ(広瀬すず)
「行かないでください。帰らないでください。…あなたのことが好きなんです。あなたのことが好きだから、帰ってほしくないし、行ってほしくないんです。誠に身勝手な話ですが」「……誠に身勝手だね」持本舵(阿部サダヲ)&青羽るい子(小林聡美)
「大丈夫かどうか分からないけど、生きてみる。(中略)いい子だよ。お母さん、アオバのこと大好き」青羽るい子(小林聡美)
そして、坂元裕二の真骨頂・愛の言葉編。「もう幽霊はいいの」とアオバとの決別を決意するるい子に、ハリカが「自分の素直な気持ちに従っていいのでは」と思いとどまらせる。
19歳にして、亜乃音、るい子、舵たち大人の苦悩を前にした時のハリカの“受け止め力”がすごい。孤独な少女なのに、と言うべきか、孤独な少女だから、なのか。ハリカの動物的直感で発する言葉には力があるのだ。
そんなハリカのまっすぐな思いが、舵を突き動かした。いろんな言葉を操る坂元のせりふは、ここぞというところで究極にシンプルになるのだから、本当にズルい。
るい子とアオバの別れのシーンは、小林と蒔田の共演をもっともっと見ていたいと思わせるほど切なく、美しい場面。ニセモノとは、本物とは、一体何なのか、考えさせられた。
「玲ちゃん、おめでとう。おめでとうございます」「ありがとう」林田亜乃音(田中裕子)&青島玲(江口のりこ)
最後に、衝撃的なラストシーンを。娘・玲(江口)とほんのわずかの再会を果たし、玲に冷たい態度を取られるも、「再婚の予定がある」と聞き出し、祝福の言葉を送った亜乃音。
亜乃音の「おめでとうございます」から一切の言葉を発さなかった玲。玲の次のせりふは「ありがとう」だったが、この言葉を投げ掛けた相手は、亜乃音ではなく、自宅から出てきた中世古理市(瑛太)。
理市は、結季(鈴木杏)という妻がいるはずなのに、なぜ玲の家にいたのか…。またまた先の読めない展開に“言葉”を失う視聴者が続出した。
「anone」の世界からますます目が離せない! 次回は2月7日(水)に第5話が放送される。
毎週水曜夜10:00-11:00 日本テレビ系で放送
脚本=坂元裕二
演出=水田伸生
チーフプロデューサー=西憲彦
プロデューサー=次屋尚、白川士
出演=広瀬すず、小林聡美、阿部サダヲ・瑛太・火野正平、田中裕子ほか
【HP】https://www.ntv.co.jp/anone/
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■第5話予告
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