SFロボットアニメシリーズ「機動戦士ガンダム」の最新映画「劇場版 機動戦士ガンダム00(ダブルオー) -A wakening of the Trailblazer-」が3月28日、「東京国際アニメフェア2010」(東京ビッグサイト)でスペシャルステージを開催。新キャラクターの声優を務める俳優の勝地涼が同作のファンの前に初めて登場したほか、宮野真守、三木眞一郎、吉野裕行、中村悠一らTVシリーズからのレギュラー声優陣、水島精二監督が出演した。
'07年〜'08年にファーストシーズン、'08年〜'09年にセカンドシーズンがMBS・TBS系で放送された「機動戦士ガンダムOO」。西暦2307年の地球を舞台に、MS(モビルスーツ)「ガンダム」を有する武力組織「ソレスタルビーイング」に所属する青年たちの戦いや葛藤(かっとう)を描いてきた。映画はTVシリーズから2年後、ソレスタルビーイング最後の戦いを描く真の完結編と位置付けられており、ストーリーのキーマンとなる人物、デカルト・シャーマンを映画「亡国のイージス」('05年)やドラマ「東京 DOGS」('09年)などに出演した勝地が演じる。「ガンダム」シリーズの完全新作映画は「機動戦士ガンダムF91」('91年)以来19年ぶり。
イケメンキャラクターやイケメン声優が出演していることから多数の女性ファンがいる同作だが、この日のイベントにも約1000人以上のファンが集合。その光景に勝地は「すげー人ですね…。緊張してきました」との第一声。声優として本作に参加することについて、「役者として自分に何ができるか不安でしたが、監督から『いい意味での違和感があってもいい』と言われて少し不安が和らぎました。声優としてはまだまだ未熟ですが、作品を作り終えるころにはダブルオーの一員になれるように頑張りたい」とコメント。水島監督は、「駄目なら駄目で、できるまでやればいい。とことん付き合ってもらえたらうれしい」と厳しくも温かい言葉を掛けていた。
主人公・刹那を演じてきた宮野は「今日、映画の予告映像を見て本当にドキドキしました。アフレコ収録が始まったら命を懸けて戦っていきたい」と決意を新たにする。三木は「予告で期待して、本編でガッカリなんてことはダブルオーにはありません! 劇場版までテンションを落とさずいきたい」と意気込んだ。
吉野は勝地との共演を、「同じアニメのなかで1つの世界を作り上げるのが楽しみ。早く一緒にアフレコがしたいです」と喜び、中村も「皆さんと一緒に収録するとやはり気持ちの入り方が違う。早く勝地さんとも収録をしてみたい。ですので、自分の役が活躍して出番があることを期待してます」と笑いながら語った。
'10年9月全国公開
公式HP
http://www.gundam00.net/