【テレビの開拓者たち / 角井英之】「アンビリバボー」生みの親が語るテレビの未来

2018/02/25 06:00 配信

芸能一般

番組制作会社の「イースト(現イースト・エンタテインメント)」に入社後、昨年に放送20周年を迎えた長寿番組「奇跡体験!アンビリバボー」(フジ系)をはじめ、「平成教育委員会」シリーズ(フジ系)など、数々の人気番組を手掛けてきた角井英之氏。バラエティーを中心に、30年以上にも及ぶテレビ番組制作者としてのキャリアを振り返ってもらいつつ、現在、イースト・エンタテインメントの代表取締役社長を務める角井氏に、テレビ業界の現状と展望を聞いた。

ビートたけしさんとは「世界まるごと2001年」以来、ずっと仕事をご一緒させてもらっています

すみい・ひでゆき=1962年10月3日生まれ、広島県出身

すみい・ひでゆき=1962年10月3日生まれ、広島県出身

――角井さんのテレビマンとしてのスタートは?

「1985年に大学を卒業して、新卒でイーストに入社しました。一番最初の仕事は『わくわく動物ランド』(1983~1992年TBS系)のAD。海外ロケには行けなかったんですが、たまに国内ロケがあると、勉強がてら連れて行ってもらえて、楽しかったですね。猿が温泉に入るので有名な信州湯田中温泉に行ったのも、すごくいい思い出です(笑)。ただ普段は、とにかく雑用に追われる毎日で。テレビのADという仕事は、肌に合う人と合わない人がいると思うんですが、僕は幸い、けっこう楽しく働いていましたね」

――「わくわく動物ランド」は、動物バラエティーの先駆け的な番組でしたが、制作の裏話があったら、ぜひお聞かせください。

「動物が相手ですから、やっぱりいろんなことが起こるんですよ。『特派員コーナー』という視聴者の方のペットを紹介するミニコーナーの撮影のために、僕らがペットをお預かりして、会社の分室なんかで何日か一緒に過ごすことも多かったんですけど、中には危険な動物もいて。暴れ出したらどうしようとか、咬まれるんじゃないかとか、冷や冷やしながら世話をしてました。一度、ヤシガニが夜中に檻から逃げ出して、大捜索したこともありましたよ。ヤシガニって分かります? でっかいヤドカリみたいな。あれが部屋のどこかにいると思うと、本当に怖くって(笑)。結局、部屋の隅にいたので、事なきを得たんですけど。

その後、僕はいったん『わくわく動物ランド』を離れたんですが、番組の最後の1年間、プロデューサーを務めさせていただきました。ADとして育ててもらった番組に、プロデューサーとして戻って来られて、とても光栄でしたし、非常に思い入れのある番組ですね」

――その間、ディレクターの経験も?

「ディレクターとしては、『ギミア・ぶれいく』(1989年~1992年TBS系)の中で、石坂浩二さんのコーナーや関口宏さんのコーナーを1年くらい担当させてもらいました。その後は、『世界まるごと2001年』(1990~1991年TBS系)。『世界まるごとHOWマッチ』(1983年~1990年TBS系)の後継番組で、山口美江さんが司会のクイズ番組でした。解答者には石坂浩二さんやビートたけしさんもいらして、ありがたいことに、たけしさんとは、それからずっと何かしらの形で仕事をご一緒させてもらっています」

「平成教育委員会」の本当の面白さとは? (2/3)

「奇跡体験!アンビリバボー」
毎週木曜夜7:57‐8:54 フジ系
 
撮影=源賀津己/取材・文=佐藤ろまん
 
「ひょうきん族」「電波少年」など伝説の番組の“裏話”が満載!

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