松本紀保プロデュース第2弾は初のオリジナル作品!
2014年、女優・松本紀保の初プロデュース公演「海と日傘」を上演、自身が主役もつとめた。ことし第二回目となるプロデュース公演「Farewell」が4月6日(金)から東京・サンモールスタジオにて上演される。今作について見どころを語ってもらった。
「前回公演で共演したご縁で松本哲也さんの劇団・小松台東に出演しました。日々の何気ない生活が流れていく中で少しずつ掛け違っていくものを掛け合わせようとする人々の不器用な愛らしさ、感情の波のアンバランスさに魅力を感じ、今回その魅力を生かしてまだ出会ったことのない松本作品、大人の甘くない物語をとリクエストさせていただきました。
ある1組の夫婦が出会って別れるなかで、出会う人たちとの物語がどう絡んでいくか、さまざまな男女の形を観ていただけるかと思います」。
演出は前回に続き青山勝。
「青山さんの言葉を大切にひも解いていく演出は松本さんの作品と良い化学反応を生み出してくれると確信しています。松本哲也さんの作品を演出してみたいという青山さんのお言葉があり、お願いを致しました」。
キャストも伊達暁(阿佐ヶ谷スパイダース)、久保貫太郎(クロムモリブデン)、小野川晶(虚構の劇団)ら実力派役者たちがそろった。
「メンバーを決めるにあたり、役者同士が初めて一緒にお仕事するような人達でと思っていました。ご一緒していても、普段とは違う雰囲気での関わり方ができればと考えていたのでそういう意味でとても新鮮な空気がうまれていると思います」と松本ならではのキャスティングになっている。大人の雰囲気あふれる作品はしっとりしている内容?
「しっとりだけでは終わらないかもしれません! 言葉の裏にある意味や、心の機微を繊細に伝える松本哲也さんの世界は一筋縄ではいかないたくさんの伏線があります。1つ1つのピースがハマった時の快感はたまりません。一体どんな物語になっていくんだろうと私自身もドキドキしながら稽古しています。ぜひサンモールスタジオでお待ちしております」。