ドラマ、映画、バラエティーなど、“ここでしか見られない”極上のエンターテインメントを毎週放送中のテレビ朝日「日曜プライム」枠。
話題の原作を新鮮なキャスティングで映像化したミステリーや、上質のエンターテインメント大作など、新作ドラマスペシャルや大型バラエティー特番などを放送するため、4月8日よりスタートした同枠は、初回に斎藤工・二階堂ふみのW主演で「探偵物語」をオンエア。
現代風にアレンジして新たな魅力を発揮し、35年前に劇場公開された松田優作・薬師丸ひろ子版の映画の比較論なども含めて注目を集めた。
その後も、沢村一樹主演のドラマスペシャル「CHIEF〜警視庁IR分析室〜」や沢口靖子主演の「西村京太郎サスペンス 鉄道捜査官18」など、完全新作や定番ミステリースペシャルの最新作など、さまざまな企画がオンエアされている。
そこで今回、テレビ朝日「日曜プライム」枠の企画担当者にインタビューを行い、「日曜プライム」枠を立ち上げて1カ月が経過した今の手応えや、今後のラインアップの注目ポイント、この枠が目指す方向についてなど、たっぷりと語ってもらった。
「日曜プライム」枠の手応え
――「日曜プライム」が4月8日からスタートして1カ月経過しました。手応えはどうでしょうか?
先日の「鉄道捜査官」も平均視聴率10.8%(※)獲得することができて、視聴者の方からも「ようやく乃里子が帰ってきてくれた!」といった反応を頂きました。(※数字はビデオリサーチ調べ、関東地区)
「鉄道捜査官」に限らず、視聴者層を分析すると他のドラマ枠に比べて男性の方がこの枠を多くご覧になっていたことが分かりました。
「日曜の夜は見るものがなかったけれど、また見られるものが増えてきたのはうれしい」という声も多数頂きました。
元々は土曜と日曜に単発枠があったんですけど、土曜と日曜のいいとこ取りをして合体したような形が「日曜プライム」なんです。
ドラマで言えば、日曜の夜にはTBSさんの「日曜劇場」ですとか、日本テレビさんの夜10時半からの作品ですとか、それぞれターゲットは別で既にあるんですけど、ちょっとそこではなかなかカバーしきれないという視聴者の方がちょうど集まってきていただけているのかなと。
――なるほど、他のテレビ局とはまた一線を画すと。
はい。「鉄道捜査官」についてもそうなのですが、「鉄道捜査官」をご覧になった方の内の7割は他の各ドラマ作品もご覧になっているというデータが実際出ています。
沢村一樹さんのミステリードラマ、片岡鶴太郎さんの「森村誠一ミステリー」、そして萩原聖人さんの「復讐捜査」と、「鉄道捜査官」の4本がちょうどミステリー系のドラマ作品になるのですが、4本全てご覧になった方が2割近くいらっしゃるんです。
この枠としてはまだ始まったばかりなのに、視聴習慣が定着しつつあるようでうれしくなりました。
――それはすごい割合ですね。
4本全てご覧になった方が6世帯に1世帯の割合で、2本以上ご覧になっている世帯が全体の7割を占めています。やはり根強いファンの方に支えていただいているのだなと実感しました。
われわれも今回日曜に新2時間枠を展開するに当たり、従来あったものをそのままのテイストで放送するというのではなく、例えば少し男性的な目線を入れたりですとか、比較的ハードめの作りにシフトしたりしているのですが、そういうのも功を奏してか、一定の手応えを感じています。
少しずつ新しいファン層の獲得というか、ご好評を頂けるものを出すことができてきたのではという感覚はあります。
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