舞台「おくりびと」でチェロの生演奏も披露した中村勘太郎「子供はまだ考えてないです」
5月29日(土)から上演されている、舞台「おくりびと」の公開リハーサルが、5月28日、都内で行われ、出演者の中村勘太郎、田中麗奈、真野響子、柄本明が会見した。
同作は、'08年に公開され、'09年に米国アカデミー賞(外国語映画賞)を受賞し、世界中を感動の渦に巻き込んだ映画「おくりびと」の7年後のストーリーを描く。一見、地味で触れがたいイメージの納棺師をテーマにしながらも、ユーモアを絶妙にちりばめ、愛すること、生きることを紡ぎだす感動作だ。
歌舞伎公演をしながらの舞台げいこだったという中村は「体力的には大丈夫。素敵な作品になってると思うので、後はやるだけ。舞台の雰囲気を楽しんで欲しい」と意気込み、「(舞台で)生演奏をするので音合わせが新鮮だったし、大変だった」とけいこの感想を語った。3月の制作発表会見で、中村のけいこ指導を厳しくすると言っていた柄本だったが、「(中村に)僕がビシビシされている」と明かし笑いを誘った。一方、田中は「(けいこ場の柄本の)アドリブが多く見られて得してます」と話すと、柄本が「麗奈ちゃんは僕のこと好きなんで。(けいこの)励みになります」とご満悦だった。
舞台になぞらえて“7年後の自分は?”という質問に、柄本は映画にちなんで「(年齢的に)送られちゃうかも」と冗談を披露。また、子供は欲しいかという質問に対し、新婚の中村は「(子供は)あんまり考えてないです。自分のことでいっぱいいっぱいなんで」、田中は「まったくわからないです。(結婚は)いつかはしたいです」とコメント。続けて記者から“柄本さん?”と聞かれた柄本は「え!?」と戸惑いを見せていた。
5月29日(土)〜6月6日(日)
赤坂ACTシアター