──撮影現場で衝撃を受けたこと、印象的だったことはありますか?
「あまちゃん」の時にも思いましたが、NHKでは企業名とかが出せないので、小道具の缶ジュースなどが全て架空のものになっているのに感心しました。例えば私たちアシスタントの机の上にはインクの瓶があるんですが、そのインクのラベルを、ロゴから何から全てわざわざ作って張り替えてるんです。
あと、実は意外と何かを食べているシーンが多いのですが、「消え物」と呼ばれる小道具としての食べ物が、全て、すごく、美味しかったんです。鈴愛が作るカレーとか、松雪泰子さん演ずるお母さん(晴)が差し入れで持ってきたおにぎり、とか。
──最後に、ここだけは見逃さないで!という、“中野的”イチオシポイントを教えてください。
私は実は、ほとんど伝わらないような細かい芝居をしています。カットになってなければそこを見てください。