細川たかしと黒柳徹子に捧ぐ？ レイザーラモンRG、「世界に通じるダンサブルな演歌」でCDデビュー！
細川さんにもきっと喜んでもらえると…でも、やっぱりちょっと不安です…
――デビューCDの表題曲「いただきます」では、「演歌TRAP」という新しいジャンルに挑戦しています。
「歌謡曲はもちろん、洋楽もジャズも好きな僕だからこそ、日本では誰もやってない音楽に挑戦したかったんですよね。それで、細川たかし師匠とのご縁で知った演歌の素晴らしさと、ヒップホップから派生した踊れるTRAPと、2つをくっつけてしまおうと。ダンサブルな演歌っていうのは、何となくずっと頭の中にあったんです。イメージとしては、僕もカラオケでよく歌わせていただく細川さんの『北酒場』がひとつの理想形。しっとりした曲調が多い演歌の中で、あんなにも明るくて、あんなにも踊りたくなる曲って、なかなかありませんからね。『いただきます』には、『北酒場』のエッセンスも込めたつもりです」
――ちなみに、今回のCDデビューは、細川たかしさんには報告されたんでしょうか？
「えーっと、まだ何も言ってません…。しかも、細川さんの新曲が同じ時期に発売されたようで…（細川たかしの「輪！諸居(ワッショイ)にっぽん」のポスターを取り出す）。『北酒場』を作曲した中村泰士さんとのコンビが再び集合したみたいですよ」
――6月15日に発売されたんですね。
「僕のモノマネも笑って許してくださったので、発売時期のかぶりも、たぶん大丈夫だと思います！ 何しろ寛大な方ですから。日本を盛り上げたいっていうコンセプトも方向性は近いと思いますし、CDジャケットの写真で着ている上着は、細川さんにもらった舞台衣装なので、きっと喜んでもらえると…でも、やっぱりちょっと不安ですね…」
――(笑)。ところで、「いただきます」というタイトルの由来は？
「最初に打ち合わせしたときに驚いたんですけど、m.c.A・Tさんも僕も、『世界に通じる曲にしよう』っていう全く同じことを考えていて。三波春夫さんが『世界の国からこんにちは』と歌ったように、誰でも知ってる言葉がいいんじゃないかと。で、タイトルが『いただきます』に決まった時点で、歌詞の内容よりも語感を重視するっていう感じになっていって。寿司ネタとか、焼き鳥の種類を羅列して歌う箇所があるんですけど、ここがm.c.A・Tさんのスゴイところで、歌ってて気持ちいい並べ方にしてくださってるんですよ」
「DO THE パンダッ！」は、パンダ好きで有名な黒柳徹子さんに届くといいなと
――カップリング曲の『DO THE パンダッ！ feat. MAGiC‘PANDA’BOYZ』はどういうコンセプトなんでしょうか？
「『いただきます』に負けないくらい個性的な曲です。テレビで見たんですけど、“毎日パンダを撮る男”として知られる方が『パンダは国民の孫だ』と話していて。それを聞いて、ピンと来たんですよ、誰からも愛されるパンダをテーマにすれば、みなさんに親しんでもらえる曲になるはずだ、と。シャンシャンが大人気の今だからこそ！っていう」
――なかなかマーケティング上手というか、野心的ですね(笑)。
「この先何十年も、上野動物園と南紀白浜のアドベンチャーワールドで『DO THE パンダッ！』がかかり続けますよ！ スーパーの鮮魚コーナーで『おさかな天国』がずっと流れてるのと一緒です。何よりもこの曲は、テーマは極めてポップであるにも関わらず、プロデュースはミッシェル・ソーリーさん、新進気鋭のPARKGOLFくんがトラックを作るっていうコアな音楽ファンも納得の布陣が揃ったことも大きな武器ですね。その上で、こんな最先端のトラックに演歌っぽい歌詞を乗せる、という挑戦もしつつ」
――いつか中国に帰る運命を背負っているパンダは、確かにちょっと演歌の世界を彷彿とさせるものがあるかもしれませんね。
「そうなんです。切なさ、悲しさも、演歌とパンダの共通項ですから。今回のCDは、『いただきます』という誰もが日ごろ口にする言葉だったり、パンダというを日本人に愛され尽くしている人気者だったりを象徴にしながら、いろんなものをクロスオーバーさせてるんです。僕という交差点でね」
――(笑)。いろんな場所でのプロモーションを計画しているかと思いますが、テレビでもRGさんの新曲を聞くことはできるのでしょうか？
RG 「『いただきます』に関しては、『news every.』(日本テレビ系)のデパ地下グルメ特集とかのBGMでちょっとでも流してもらえたらうれしいなと。
『DO THE パンダッ！』は、パンダ好きで有名な黒柳徹子さんにまで、この思いが届くといいなと。ちなみに、最近細川さんが『徹子の部屋』(テレビ朝日系)にご出演されたときには、最近の活動として、僕と一緒に歌ってるVTRが紹介されたみたいです(笑)」
――RGさんの「徹子の部屋」初出演は、まさかの“たかしヘア”だったわけですね(笑)。
「いやいや、スタジオに呼んでもらったときが本当の初出演ですよ！ そのあかつきには、『DO THE パンダッ！』を徹子さんの前で披露したいと思います」
――では最後に、“ザテレビジョンあるある”をお願いできますか？
「1個だけあります！ …ザテレビジョンあるある言いたい♪…中居(正広)くん表紙になりがち♪」
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
「いただきます」
発売中 1000円（税込）
SLENDERIE RECORD / よしもとミュージックエンタテインメント
■収録曲
1. いただきます
2. DO THE パンダッ！ feat. MAGiC ‘PANDA’ BOYZ
3. いただきます（Off Vocal）
4. DO THE パンダッ！（Off Vocal）
取材・文・撮影＝小島研一
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