――これまで数々のドラマや舞台を経験されてきた元木さんですが、スーパー戦隊の現場に入ってそれまでとの違いなどは感じましたか?
スーパー戦隊にずっと携わっているベテランのスタッフさんが多いからか、動きが慣れていて早いなと感じました。あとは、現場に特殊なものが多いなと。アイテムや見たことのないものなどが置いてあって、他の現場にはない世界観の強さがあります。
――世界観と言えば、衣装(※この日は銀の快盗衣装)もきらびやかですてきなものですね。
変身するルパンエックス・パトレンエックスになぞらえて、いろいろな所に“X”の意匠が施されています。こういうこだわって作られた衣装などからも世界観をすごく感じられるので、現場に入った時は異世界に飛び込んだような感覚ですね。
――最初にも少し触れましたが、アクロバットが特技の元木さん。変身後のスーツアクターの方と動きについて相談したりしますか?
そうですね。スーツアクターさんとはノエルの動きや人物像などいろいろと打ち合わせをして、ノエルとルパンエックス・パトレンエックスを近づけられるようにしています。今では、しぐさなどがいつの間にかリンクしている部分もありました。アクロバットについても、僕とアクターさんでお互いにできる技が一緒だったので、変身前と後のシンクロに一役買っていると思います。
――ノエルはテレビシリーズの登場回(※#20「新たな快盗は警察官」)でも、テーブルを側宙で飛び越えるなどインパクト抜群でしたね。
実はあれも、それまでやったことがなくて現場でやることになったんですけどね(笑)。やってみたら意外とできてしまいました。
――さすがです! 元木さんのド派手なアクロバットに憧れて子供たちもまねをするかと思うのですが、子供たちにアドバイスはありますか?
まず“見て”、そして“まねする”ことがすごく大事だと思います。僕自身も、特に誰にも教わらず、外国の方がやっている動きの映像を見て、頭でイメージして動く、というやり方でやってきました。
もし僕の動きに憧れてくれるのであれば、例えば僕がバク転をしたら、まずは後転をいっぱいしてくれたらなと。いきなりバク転はできなくても、後転をすることで感覚がどんどん育っていくと思います。ぜひ僕の動きやアクロバットを見て、いろいろとまねしてほしいですね。
子供ってなんだかんだ危ない動きは分かっていて、そこまでは無理しないと思うので、できる範囲からいっぱいまねしてほしいです。まねしていくうちに、いつの間にかできるようになる子もいれば、「どうやったらできるんだろう?」と頭を使って考える子もいると思います。一人一人のタイプによって成長速度は違うと思うのでそこは自分のペースで、最終的に「まねしてできるようになりました!」なんて声が頂けたらうれしいですね。
「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」
8月4日(土)公開
劇場版「ビルド・ルパパト」製作委員会 (C)石森プロ・テレビ朝日・ADK・東映 (C)2018 テレビ朝日・東映AG・東映
【HP】http://www.build-lupin-vs-pato.jp/
【本予告映像】
◆「劇場版 仮面ライダービルド Be The One」「快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー en film」特集◆