野村周平が舞台あいさつでAKB48の”あの名言”を!?
野村周平主演、柳ゆり菜共演の映画「純平、考え直せ」が9月22日より全国公開。野村と柳をはじめ、毎熊克哉、岡山天音、佐野岳、佐藤祐基、藤原季節、森田涼花、木下愛華、片岡礼子、森岡利行監督が初日舞台あいさつを行った。
対立する組幹部の命を狙うチンピラ・純平役の野村は、総勢11人での舞台あいさつに「ともに戦った皆さんが集まれたのでうれしい気持ち」と語り、兄貴役の毎熊克哉には「兄貴って感じでした。映画の通り包容力もあっていい先輩」と印象を聞かせた。
対して毎熊は「そんな真面目なことを言われるとは…」と照れつつ、初共演の野村について「格好良い。今どきの人というより、ひと昔前の男。まさに純平。ちょっと時代遅れというか(笑)」と話し、野村も「生まれた時代を間違えたとよく言われる。平成が似合わない男です!」と言って、会場の笑いを誘った。
純平に引かれるOL・加奈役の柳は、馬乗りになった岡山から地毛をハサミでバサバサと切られるシーンについて「さすがの天音さんでも、入ってきた瞬間に本当に嫌だと思ったし、怖かった。でも本当は優しい方。他の現場で会うたびに『あの時はごめんなさい』と謝ってくれる」というエピソードを披露。
だが、野村がすかさず「映画見た人はみんなお前のことが嫌いだからな! 覚悟しろよ!」と岡山を意地悪に責め、またも満席の劇場は爆笑となった。
岡山は「監督からは『大事なシーンだから髪の毛の切り方を手加減するな』と言われるし、メークさんには『(髪の毛の)修正がきかなくなるから気を付けて』と言われるし。でも、柳さんが受け止めてくれた」と言って、柳に感謝を表した。
コインランドリーにいるゲイ・ゴロー役の佐野は、コインランドリーの重要性を熱弁。野村から「主演の俺だってそんなにしゃべってないよ! トークを着地させよう!」とのツッコミが入った。
佐野の熱量に、佐藤は「この後に話しづらいよ!」と言いつつ「純平の先輩を演じました! 劇中で着用しているマスクは家からしていたものをそのままつけて出演しています! 以上!」とコンパクトにまとめて笑いを誘った。
加奈の友人役の森田は「純平と加奈のシーンは色気がある」とクラブでのシーンを回想。また、純平の母親役の片岡は「久しぶりに息子が彼女を連れて帰ってきたという平和なシーンだと思ったけれど、完成した映画を見るとキレッキレのシーンだった」と言い、それに対して野村も「格好良い、最高のお母さんです!」と称賛した。
SNSで純平や加奈とつながる役どころを演じた木下は「ネット上では血の通ってない言葉を使うので、部屋のシーンでは人間味があるように血の通っている感じを意識した」とコメント。
同じくSNSでつながるホスト役の藤原は「自分と同世代の俳優が多かったので、やってやろうと思った。監督にも自由にやっていいと言われたので、お酒が弱い設定を作ったり、方言を話したりアドリブでやりました。それを監督が全部OKにしてくれた」と聞かせた。
さらに「好奇心が抑えきれなくて、ホストクラブに働きに行きました。『いらっしゃいませ』の言い方しか収穫はなかったけれど、撮影でもホスト流の言い方で通しました。スタッフの皆さんが笑いをこらえるので、失敗したかな?と思ったけれど、作品を見たらいい感じだった」と満足げ。
森岡監督は「ゆり菜は根性を見せてくれたし、周平は映画を通してイメージが変わった。やはり生身の人間と会ってみないと人となりはわからない。彼は礼儀正しく、魂を込めて演じてくれた。まさに純平」と2人の熱演に感謝の言葉を。
それに対して、柳は「ハードで大変な撮影もあったけれど、この作品に惚れました。そして今の私のすべてを捧げるくらい、作品を愛しました」と熱く語った。
野村は「SNSでこの映画を広めてほしい。そうすれば『カメラを止めるな!』のようになるはず。僕もカメラを止めたくない!」と言った後に「俺のことを嫌いになっても、純平のことは嫌いにならないでください!」と元AKB48・前田敦子の名言をもじって、最後まで観客を笑いに包んだまま舞台あいさつを締めた。
文=青木孝司
出演=野村周平、柳ゆり菜/毎熊克哉、岡山天音、佐野岳
戸塚純貴、佐藤祐基、藤原季節、日向寺雅人
森田涼花、木下愛華、やしろ優
下條アトム、二階堂智、片岡礼子
原作=奥田英朗
監督=森岡利行
脚本=角田ルミ、木村暉、吉川菜美
公式サイト=http://junpei-movie.com/
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