馬の蘭丸くんには相当嫌われていた気がします(笑)
――『まんぷく』に出演することが決まったときのお気持ちは?
すごくうれしかったですね。「とと姉ちゃん」(2016年)に出演した時から、“朝ドラ”はスタッフの本気を感じるドラマだなと思っていたので。
もちろん、どのドラマの現場も本気を感じていますが(笑)、役者さんもスタッフさんもすごく、その道のプロが集まる現場という印象が“朝ドラ”にはあります。
『とと姉ちゃん』の撮影は東京でしたが、今回は大阪というのも新鮮です。
―― ご自身の役柄についての印象や、演じるうえで楽しみにしていること、役のここに注目してほしいという点などはありますか?
実は馬に乗る役は初めてです。大河ならわかりますが、まさか“朝ドラ”で乗るとは…(笑)。
あらかじめ乗馬練習をしましたが、僕が演じる牧は、馬の乗り降りがおぼつかないという設定です。乗り降りに苦戦するところをずっと練習させてもらっていたから、馬の蘭丸くんには相当嫌われていた気がします(笑)。僕が手綱をもつと「ぬあっ、なんかむずむずする~」とでも言いたげな様子でした。
これまで、いろんなドラマでさまざまな役を演じてきましたが、「今回はハマり役だね!」ってまわりに言われると、うれしい反面「運がいいわけじゃないぞ。俺が(腕前で)寄せているんだよっ!」って心の中で思うこともありますが(笑)、この牧という役はまさに「ハマり役」です! 運がよかった! すごく肩の力を抜いて演じられるんです~(笑)。
「牧善之介」って名前からしてインパクトがあって、語呂がいいですよね。だから、名前を名乗るところは、ぜひ注目してください。全部の登場シーンで、最初の画に“バーン!”とパワーを注いでいますし、実は「牧善之介」の言い方にも、いろんなパターンを作ってみたので、違いを楽しみに観てください。
「牧善之介は背が低い」という設定で、どうしたら背が低いことを強調できるかにこだわって衣裳が作られており、そこもお気に入りです。ちょっとだぼだぼで、「着させられている感」が出るようにサイズ調整されています。スタッフさんの牧に対する愛を強く感じました。
牧は美人好きというか、ロマンチストな人です。自分のセンスを持っていて、ちゃんとその世界観を理解してくれる可能性を持ってる人に恋していると思います。美人すぎて誰もアプローチできないような女性に対しても、牧は構わずガンガン足を踏み入れていきます。
物語は戦争の時代に入っていきますが、牧は「戦争中にロマンチックなこと言ってられないよー」とは考えない人物。僕自身も「現実に負けるのが一番もったいない」と思っているので、牧の考え方は魅力的だと感じました。
毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか
NHK総合ほかで放送
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