渡辺謙がドラマ「平成22年度文化庁芸術祭参加作品『塀の中の中学校』」を熱く語る！
TBS系で10月11日（月・祝）に放送されるドラマ「平成22年度（第65回）文化庁芸術祭参加作品『塀の中の中学校』」の囲み会見が、都内・TBSで行われ、渡辺謙が出席した。
内館牧子が脚本を務める同作は、日本で唯一刑務所内にある公立の中学校「旭町中学校桐分校」が舞台。「報道特集」の取材ドキュメンタリーとして、取り上げたことをきっかけに構想された。オダギリ ジョーが演じる教官たちと、大滝秀治や渡辺らが演じる受刑者で生徒である5人との心の交流を通して、生きることの意味や学ぶことの意義を探っていくストーリーで、ほかに角野卓造、森山未來、蟹江敬三、橋爪功らが出演する。
読み書きができないことをなじった2人を殺害した川田希望という男性を演じた渡辺は、本作について「生きる意味というのは、常に答えは出ないわけじゃないですか。その答えを強く強く探している男たちの話って気がするんですよね。それぞれが生きる意味を深く問い続ける話」とコメント。また、「模範囚に近くなければ、この学校には選抜されない。自分の犯した罪や自分の人生にきちんとフレームをつけた人じゃないと選ばれないんです。ある一線を超えた人間の危うさみたいなものが、今どの状況にあるのかは微妙なライン。人生に悲観しているところを出すべきか出さないべきか考えましたね」と役作りについての苦労を明かした。
そして、見どころについて「（生徒たちは）複雑なバックグラウンドを持っていますが、ピュアな心を持って卒業していく。人としての原理的な喜びとか、人とのつながり方に目覚めるというか。そういうピュアさが共鳴していただけるのではないかと思っています」と締めくくった。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
ドラマ「平成22年度（第65回）文化庁芸術祭参加作品『塀の中の中学校』」
10月11日（月・祝）夜9:00-11:24 TBS系で放送
10月11日（月・祝）夜9:00-11:24 TBS系で放送
