とっくん(徳井義実)は、僕寄りの立場でおってくれた方が生きるやろうなと(くっきー)
ロッシー「他には誰やろな…。スタジオゲストでいうと、フットボール(アワー)の後藤(輝基)とか、フジモン(FUJIWARA・藤本敏史)さんとかは、ワーワー言ってくれて楽しかったですね。あとは、(雨上がり決死隊・)蛍原(徹)さん。スタジオゲストは、いつも当日に知らされるんです。そやから、楽屋に蛍原さんがいたときは、ちょっと驚きましたね。最後の最後までおふざけして帰って行かれたので、きっと楽しんでくれはったと思うんですけど」
──ロケ企画は、共演者たちみんながくっきーさんに翻弄されるというのが基本の形ですが、第5、6話の「チャクラダイエットスクール」のロケに参加したチュートリアルの徳井義実さんだけは、くっきーさんと一緒にみんなを翻弄する側でしたね。
くっきー「とっくん(徳井)の立ち位置をどうしようかというのは、結構打ち合わせで悩んだんですよ。で、いろいろ考えた結果、僕寄りの立場でおってくれた方が、とっくんは生きるやろうなということになって。おもろかったんは、とっくんっていうめちゃくちゃ忙しい人を呼んでおいて、ロケは野呂さんのスケジュールに合わせてたっていう。後にも先にもないであろう、野呂佳代合わせ(笑)」
──また今シーズンでは、ロッシーさんのミニコーナーがありますね。
ロッシー「前の『シーズン1 1/2』はなかったんですけど、今回はいろいろ考えて、『こんなのどうですか?』と言いながらたくさん撮りました。今までとはちょっと違う感じになっていると思うんで、楽しみにしていただけたら」
──そして、シリーズ恒例のくっきーさんの脚本によるショートムービーですが、ホラーというか、ホームドラマというか(笑)、今回も独特の世界観の作品になっていますね。
くっきー「そもそも、“猟奇空想殺人鬼”をテーマにした話をいっぱい書いていて。自分の個展で展示したりもしてるんですけど、その中に子役キャラがおるんですよ。それをモチーフにして、一つの物語にまとめた感じですね。自分の中ではマックスな仕上がりやとは思ってるんですけど、結構短い作品になっちゃったんですよ。全5話で、1話5分くらい。ホンマは1話10分くらいにしたかったんですけど、つないでみたら足りなくて、むやみやたらと歌で延ばす、という作戦に出てます(笑)。たぶん、全編まとめて正味8分くらいで足りるんとちゃいますかね(笑)」
出演/野性爆弾ほか
Amazon Prime Videoにて2018年10月19日より全10話を独占配信中
取材・文=斉藤俊彦