やりすぎたと思ったことは一度もないです(笑)/くっきー
──ではずばり、これまでのシリーズ2作に比べて、今回パワーアップしている点は?
くっきー「どうなんでしょうね? あんまりパワーアップさせようとか、落ち着かせようとか、そんなことは全く考えてないんでね。ホンマに思いつきでバンバンやってるだけなんで。要は、『前シーズンよりも、ここがこうなった』ってことやなく、その時その時の僕の脳みそ次第、という…。まぁ強いて言うなら、ショートムービーが、野呂さんが出てることも含めて、今までよりも少し見やすくなってるというか、分かりやすくなってる、というくらいですかね」
──ロケ企画に関しては、「やりすぎたかな」という反省はありますか?(笑)
くっきー「いやいや、シーズン1からそうですけど、ここはもっとやれたなと思うことはあっても、やりすぎたと思ったことは一度もないです(笑)」
──えーっ!? まだまだやり足りないということですか?
くっきー「はい、前シーズンから間が空いてしまったんでね、まだ脳みそが戻りきってなかったんかな、と。『ドラマ女優オーディション』とか、もっと行けたと思ってます」
──野性爆弾は、ちょうど「シーズン1」が配信された頃から売れっ子になり始めた印象があります。この1年でお二人を取り巻く環境もかなり変わってきていると思いますが、今の状況はいかがですか?
くっきー「『ワールド チャネリング』みたいな番組と、地上波の人気番組と、やっと楽しみ方の違いが分かってきた感じですね。今までやったら、地上波の、いい時間帯の番組に出ると、『どうせ編集でカットされるんやろな』っていうのが常にあって、実際ほぼほぼカットされてたんですけど(笑)、今は意外とカットされないんですよ。で、それはたぶん『ワールド チャネリング』のおかげなんですよね」
ロッシー「テレビのスタッフさんが『ワールド チャネリング』を見てくれて、面白いと思って番組に呼んでくれるということもあるんでしょうね」
くっきー「まぁ正直、番組のロケに行ったとき『「ワールド チャネリング」みたいなことはやめてください』って言われることもあるんですけどね(笑)」
ロッシー「とにかく、業界の方は結構見てくれてはるみたいで」
くっきー「どの番組に行っても、こういうコメントを求めてるんやろうなって、何となく分かるじゃないですか。こんなの欲しいんやろな、という。そこに、くっきー的肉付けをして、どこまで許されるかっていう駆け引きを楽しめるようになってきたんです(笑)。カットされるかされへんか、そこのせめぎ合いみたいな」
出演/野性爆弾ほか
Amazon Prime Videoにて2018年10月19日より全10話を独占配信中
取材・文=斉藤俊彦