シュールな笑いが魅力的!! アニメ「ひつじのショーン」が秋より放送開始
NHK教育テレビで10月3日(日)より放送されるアニメ「ひつじのショーン」の試写会が、東京・三鷹の森ジブリ美術館で開催され、アニメーション作家の合田経郎氏と三鷹の森ジブリ美術館館長の中島清文氏のトークショーもあわせて行われた。
本作は、イギリスのアードマン・アニメーションズ制作の「ウォレスとグルミット 危機一髪!」から生まれたTVシリーズ。「ウォレスとグルミット 危機一髪!」では迷い羊だったショーンが、リーダー格の羊として、丘の上牧場の仲間たちと共に大騒動を繰り広げる。NHK教育テレビでは、'07年4月から放送を開始し、すでに40話を放送していたが、視聴者からの反響に応え、新作40話を加えた全80話で放送する。アメリカンジョークとは一味違った、イギリスのシュールな笑いは、子どもはもちろん大人も楽しめる作品になっている。
今回トークショーのゲストとして登場した合田氏は、NHKのキャラクターで知られる「どーもくん」や、映画「こまねこ」('07年)など、「ひつじのショーン」と同じ“こま撮り”と言われる手法でアニメーションを制作している。合田は「(仕事を)朝10時くらいから始めて、夜中の11時くらいまでやるんですが、それで(できるのが)1日で5秒分くらいです。アードマン・アニメーションの場合だと1日で3秒分くらいだと思います」と、こま撮りアニメの大変さを語った。
日ごろのアイデア出しについて合田氏は「何日までに上げろと言われないと駄目ですね(笑)。ネタを拾っていくというよりは、子どものころの記憶などを思い出してネタに広げていくことが多いです」とコメントした。
10月3日(日)スタート
毎週日曜朝7:00-7:20 NHK教育で放送