2011年の大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」の撮影が灼熱の京都でスタート
'11年に第50作目として放送される大河ドラマ「江～姫たちの戦国～」の京都ロケ取材会が、9月7日、京都の建仁寺で行われた。会見では、ヒロインの江役の上野樹里、江の姉・淀役の宮沢りえ、江と淀の母・市役の鈴木保奈美らと、細川たま（後のガラシャ）の役が決まったミムラの出演陣が京都ロケの感想を語った。
織田信長の妹・市（鈴木）を母とし、日本史上最も有名な三姉妹（浅井三姉妹）の末っ子として生まれた江（上野）は、のちに徳川第二代将軍・秀忠の正室となり、娘は天皇家に嫁ぎ、息子は第三代将軍となる。同作は江がそこにたどりつくまでの波乱と苦難に満ちた人生を描く。今回のロケでは第4話（'11年1月30日放送）を撮影。信長の馬揃えを見物するため、伊勢から京の都にやって来た江、茶々、初の三姉妹と母・市が、寺巡りの途中、明智光秀（市村正親）と出くわす。そこで、江たちは初めて光秀の娘・細川たま（後のガラシャ）に出会うというシーンだ。
ヒロイン・江を演じる上野は「初めてせりふのあるシーンを撮りました。じっくり撮影することができてすごく贅沢だなと思います。これから1年、撮影ペースもあがっていくと思いますが、わたしも（撮影に）慣れて今後良い方向に進んでいけばいいなと願っています」と撮影に向けて意欲を語った。
三姉妹の長女であり、のちに豊臣秀吉の妻となる淀を演じる宮沢は「撮影の前に成功の祈願をして頂いたんです。とても身が引き締まってすがすがしい。特にこのメンバーだったので、とても華やかな気持ちでスタートができました。これからそれぞれが波乱に満ちた人生を歩んでいくシーンが増えると思いますが、このピリっとした清らかな気持ちを忘れず最後まで頑張っていきたい」と意気込みを語った。
また、三姉妹の母、市を演じる鈴木は「わたしは先週、先々週と撮影を始めておりました。皆さんは初日ですが、本当にとても和やかにチームワークができています。これからしばらくの間、楽しく母と娘としてやっていけそうな気がしています」とコメント。
そして、浅井家が持つ世界に飛び込んだミムラは「ずらっと並ぶと家族の雰囲気がもう出ていたので『いけない、もうこんなに空気が出来上がってる。私も頑張らなければ』と思いました」と焦りを感じたようだが、「格式の高い建物や歴史のある場所での撮影ができて、1日で私の中にある不安が解けました。これから（の撮影）がますます楽しみになりました」と「江」の持つ世界になじんだ様子だった。
最後に上野は「こんなにたくさんの取材陣の方々が集まっていることがとてもびっくり。皆さん、足を運んでくださって本当にありがとうございます。これから1年頑張りますので、ドラマの応援よろしくお願いします」とPRした。
この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。
2011年1月9日（日）よりNHK総合ほかで放送スタート
