高橋克典、再び“庶務行員”に!「日本の2時間ドラマの王道を目指した作品」
高橋克典コメント
――第2弾のオファーを受けたときの心境は?
前回の放送は日曜の朝だったので爽やかさを意識して演じたのですが、今回のオンエアは夜。事件をメインに据えたストーリーに仕立て、2時間ドラマファンの皆さんに楽しんでいただけるよう、刑事と銀行マンの間を行ったり来たりするようなキャラ作りを試みました。
――多加賀主水という役柄について
彼はいろいろあって放浪の旅に出ていたところ、たまたま銀行に雇われたんです。銀行という看板を背負っているわけではないから、とても自由。
達観もしていますが、でも人間として一番大事にしているところは一つ。そういう“温もり”のある男です。
原作を読むと、主水は元刑事という過去もあって、漁師や林業にも携わっていた多彩な経歴の持ち主。前回は、割と素性を隠すように演じたのですが、今回はそういった過去も押し出して、第1弾よりも主水のキャラをハッキリ描いています。
また行員なので清潔感を大事にしようと思い、60年代のアメリカドラマ「バークにまかせろ」のようなスキッとしたスーツの着こなしを心掛けました。
――立ち回りシーンの秘話を教えてください!
エンターテインメント作品として楽しんでいただけるよう、原作にはないシチュエーションをプラスして立ち回りも入れることにしました。しかも時代劇と同じ立ち回りをやろう、ということに…!
今回は第1弾よりも、さらに濃い内容でお楽しみいただけるかなと思っています。
――寺田心くんとの共演はいかがでしたか?
いや、末恐ろしいです(笑)。
僕の息子と同い年なので隣りに座ってても全く違和感がなくて…和ませてもらいました(笑)。
――視聴者の皆さんにメッセージを!
2時間ドラマが少なくなっている昨今ですが、事件の謎解きはもちろん、親子愛も描かれ、日本の2時間ドラマの王道を目指した作品です。
ファンの皆さんがご覧になって、懐かしさを覚えたり、ホッとした気持ちになってくださったらうれしいです。