森村誠一が明かす牛尾刑事の誕生秘話「最初から愛着のあるキャラクター」
森村「原作者として深い感動を覚える」
――第5作目から23年間にわたって牛尾刑事を演じてきた片岡鶴太郎さんに、どのような印象を持っていますか?
片岡さんの出る映画やテレビをよく見ていたので、牛尾刑事を演じてもらえたのは光栄でした。
撮影現場に伺ったことも良い思い出です。私の原作を丁寧に読み込んでくださったのもうれしかった。
――1990年放送の第1作から「終着駅」シリーズの監督は池広一夫監督が務めてききました。
私の作品をよく理解して、長年シリーズの監督をしてくれたことに心から感謝しています。撮影現場でもいろいろな話をして、彼には大変親しみを感じています。池広監督の作品は大好きで、彼が作った映画やテレビは全部見ています。
――“牛尾刑事50作目”という節目を迎える「終着駅シリーズ」に、メッセージをお願いします。
「終着駅」という言葉を聞くと、(松尾)芭蕉の「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」という句を思い出します。
一人の人間として、作家として、いつも自分は「途上だ」と思ってやってきているので、「終着駅」には決して到達し得ないという気持ちと、それ故の憧れをこめています。
そんなシリーズが、多くの方に愛されて、ここまで長く続いていることに、原作者として深い感動を覚えます。
1月27日(日)夜9:00-11:05
テレビ朝日系で放送
原作=森村誠一
脚本=坂上かつえ
監督=池広一夫
プロデューサー=佐藤凉一、目黒正之、井元隆佑
出演=片岡鶴太郎、高島礼子ほか
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