韓国で平均視聴率32%を記録した人気ドラマ「チュノ~推奴~」が、10月22日(金)から全国のTSUTAYAでレンタルがスタート。それに伴い、作品のPRのために来日したオ・ジホに、「チュノ」の魅力などを直撃した。
本作は、映画「僕の彼女を紹介します」('04年)に出演したチャン・ヒョク、ドラマ「ファンタスティック・カップル」のチョルス役で人気を博したオ・ジホ、「エデンの東」のヘリン役のイ・ダヘの3人を中心に、追う者と追われる者の壮絶な戦いと切ない愛を描いた時代劇。
朝鮮時代中期、初恋の人・オンニョン(ダヘ)を探すため、両班(ヤンバン:貴族)から、奴婢(奴隷)を追う推奴(チュノ)になったテギル(ヒョク)は、朝鮮でも1、2を争うほどの強さを身につけていた。一方、“朝鮮最高の武将”として国に仕えていたテハ(ジホ)は、友人の陰謀によって奴婢に転落。だが、ある日かつての主君・ソヒョンセジャの息子が生き残っているのを知り、セジャの意志を継ぐため逃亡を謀る。そんな中、望まない結婚から逃亡したオンニョンは、同じく逃亡中のテハと出会い、2人は次第に引かれ合っていく。
――それでは最初に、本作「チュノ~推奴~」を知らない読者のために、見どころを簡単に教えてください。
「まずは男優がたくさん出てきます(笑)。そして、華やかなアクションあり、映像美がすばらしく色合いもいいですね。また、主人公たちの生き様もそうなんですが、それ以外の助演の人たちの生き様もよく描かれていて、ストーリーラインがしっかりしているので、皆さんに愛される作品じゃないかなと思います」
――本作は時代劇ということで、難しい演技もあったと思いますが、演じるにあたって気をつけた点はありますか?
「しっかりしたアクション作品は今回が初めてでした。その上で自分が演じる役柄が“朝鮮最高の武将”とうたわれる男なので、やはりアクションに一生懸命取り組みました。また、今まではロマンチックコメディーが多かったのですが、時代劇ということで、強靱(きょうじん)で重みのある空気を出すのが大変でしたね。自身のキャラクターも考えて、あまり感情を表情に出さないという部分にも気を付けました」
――アクションシーンは本当に迫力がありますが、何か苦労したことはありますか?
「口では簡単に言い切れないほど大変でした(笑)。アクションは華やかに見せなければならないのですが、自分一人が華やかに見えてもダメだし、相手役がいてこそなので、型をしっかりと覚えて合わせることが重要です。その型を覚えるのが大変でしたね」
――自身の役柄であるテハは、朝鮮最高の武将から奴婢に転落し、逃亡生活を続けるなど、目まぐるしく環境が変わりますが、ご自身がテハの立場だったらどうですか?
「もし自分が俳優ではなく違う立場になったとしたら…。考えたくないけど、さんさんたる思いじゃないかな。自分がやりたいことができなくなるわけですからね。どんな方法を使っても、演技の道に戻れるように奮闘するんじゃないかな」
――では、テハとご自身との共通点や相違点は何かありますか?
「男らしい、男っぽいところは自分と似てます。義理を大切にして、自分が友達だと思ったら、何でもしてあげたいと思うところとか。違うところは…あんまり思い浮かばないけど(笑)。過去の作品を振り返ると、『ファンタスティック・カップル』のチョルスの方が自分と似てるかな。だって、テハは面白くはないじゃないですか?(笑)」
――劇中では、テハとテギル、オンニョン(ヘウォン)の三角関係も気になりますが、例えば、自分が三角関係になった場合は、どういった行動を取ると思われますか?
「実際に対立している人(テギル)が自分の彼女(オンニョン)を好きだったことがあって、しかも彼女もかつてその男を好きだったんですから、それを知ったときはものすごく混乱すると思います。ただ、オンニョンはテギルが死んだと思っていたわけですから、それまでのことは許してあげられるし、愛する人をしっかり守るべきだと思います。でもそれ以上に複雑に絡み合ってきてしまったら、僕だったら譲れないですね(笑)」
――日本では、現在再び“韓流ブーム”が訪れています。最後に日本のファンにメッセージをお願いします。
「今まではロマンチックコメディーが多くて、ファンの方はわたしに対して、そういうイメージを持っていると思いますが、今回の『チュノ』という作品では、また今までとは違ったオ・ジホの魅力を感じてもらえると思うので、ぜひ期待してほしいなと思います。日本のファンは、いつも本当にありがたいと思っていますし、日本のファンの変わらぬ気持ちは十分過ぎるほど伝わっていますが、そのままの気持ちでこれからも応援してください」
10月22日(金)全国TSUTAYAでのみレンタル開始
10月22日(金)セルBOX1発売
11月5日(金)BOX2発売
共に20160円
発売元:カルチュア・パブリッシャーズ
レンタル販売元:カルチュア・パブリッシャーズ
セル販売元:TCエンタテインメント
11月1日(月) M-netにて放送スタート