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堺雅人が難役に挑戦! 医師免許を持たない医者“医介輔”を演じる

2010/10/15 11:00

満足な医療設備がない中、良明(堺雅人)は懸命に医療を続ける
満足な医療設備がない中、良明(堺雅人)は懸命に医療を続ける (C)読売テレビ

堺雅人主演のスペシャルドラマ「ヒューマンドラマスペシャル ニセ医者と呼ばれて~沖縄・最後の医介輔~」が今冬、日本テレビ系で放送されることが決定。堺は、第二次世界大戦後、アメリカ統治下の沖縄で認められていた医師免許を持たない代用医師・医介輔(いかいほ)を演じる。共演は、尾野真千子、阿部力、今井雅之、津川雅彦、寺島しのぶ。沖縄でのクランクインに合わせて、堺、寺島らが取材に応えた。

同作は、沖縄で「最後の医介輔」と呼ばれ、'08年に87歳で引退した実在の人物・宮里善昌氏をモデルに描くヒューマンドラマ。'59年、アメリカ統治下の沖縄で、医師免許を持たない代用医師・医介輔の宮前良明(堺)は、満足な薬も治療設備も持てない医介輔という立場に無力感を抱えながら、病やけがに苦しむ村の人々のために診療を行っていた。そんな良明を、妻のハナ(寺島)は黙って見守り、献身的に支える。そんなある日、近隣の漁師の妻・仲前由美(尾野)が診療所にやって来て、自身の妊娠を告げる。しかし、彼女は3カ月前に米兵に性的暴行を受け、おなかにいる子が夫の子か米兵の子か分からないと打ち明ける。

堺は「(医介輔は)本や映像、ドラマを含め、初めて紹介されるといってもいい題材なので、責任を感じるというか…。なるべく正しい形でお伝えできれば、という気持ちです」と作品への思いを語る。また、「実際は医者じゃないのに、医者のふりをして医者のような気持ちになっていく俳優と、制度上ぽっかり空いた医者と民間人の中間人である医介輔という存在は、少し重なる部分があるかもしれないですね。まだ演じて日が浅いですが、演じていくうちに医介輔の持つ“中ぶらりんな気持ち”というか、その中ぶらりんの面白さを少しずつ実感していくような気がしています」と役への期待感を語る。

寺島は、ドラマのモデルになった宮里氏について「病は気から…じゃないですが、痛いのも、もしかしたら先生としゃべっていたら飛んでいってしまうような魅力を持っていた方だったんじゃないでしょうか。そこにどういう葛藤(かっとう)があったのかは、わたしには分からないですが、実際に医者が足りなくて必要でやっていたわけですから。傷を癒やすとか、外科的なものだけじゃなく、この先生は患者さんの心を開いてあげたり、いろいろなことをやってあげていたのかなと想像しています」と強い印象を受けた様子。その上で「今回、医介補の妻を演じて、だんなさんのつらい気持ち、どうしていいのか分からない気持ちを、近くで感じ取れたらいいなと思っています」と語った。

この記事はWEBザテレビジョン編集部が制作しています。

「ヒューマンドラマスペシャル ニセ医者と呼ばれて~沖縄・最後の医介輔~」
今冬放送 日本テレビ系

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