ブレイクダンスがスポーツに!?「ドキュメンタリー ~The REAL~ ブレイクダンス ユースオリンピック 新競技誕生の瞬間」がオリジナル番組アワード教養番組部門の最優秀賞を受賞
2018年にBS・CS(有料多チャンネル)で放送されたオリジナル番組の中から、優れた番組、企画を表彰する「第9回衛星放送協会オリジナル番組アワード」。教養番組部門ではJ SPORTSの「ドキュメンタリー ~The REAL~ ブレイクダンス ユースオリンピック 新競技誕生の瞬間」が最優秀賞を受賞した。
2018年、ブエノスアイレス ユースオリンピックの「競技」として正式採用されたブレイクダンス。1970年代にアフリカ系アメリカ人やラテンアメリカ人の若者達によって発展したサブカルチャーで、日本でも1980年代に渋谷・代々木を中心に発展し「新しい若者文化」として確立された。
2018年5月には、神奈川・川崎で各国の代表を決める初の世界大会(最終予選)が開催。番組では開催準備の段階から密着し、フロントスタッフたちの競技として認められた喜びと、採点競技として簡単にルール化できない「葛藤の様子」を撮影した。
審査員の島田真氏(文藝春秋・文藝春秋編集局局長)は「行政や企業に、必死に働きかける若者の情熱に胸を打たれる」とし、「そもそもアートであるダンスに客観的な採点は可能なのか。カルチャーとスポーツは共存できるのか。激しい議論を交わしながら若者たちは突き進む。ブレイクダンスという新競技、新たな伝説が生まれた瞬間に立ち会えたことに感謝したい」と評した。