ドラえもん50周年! 映画40作目は、のび太と双子の恐竜の物語
今井一暁監督コメント
ドラえもん生誕50周年、さらにオリンピックイヤーという特別な年に映画ドラえもんを監督することに、大きなプレッシャーとともに感謝を感じております。
今回のテーマは“恐竜”。恐竜といえば、劇場版第1作「のび太の恐竜」、そして2006年の「のび太の恐竜2006」があります。
個人的な話ですが、「のび太の恐竜2006」を監督された渡辺歩さんは、僕が尊敬し、憧れてやまない監督です。
そんなピークが眼前にそびえる前で、はるかな道のりに立ちくらみながらも、登るならこれ以上の山はないという思いでいます。
脚本は、「のび太の宝島」から引き続き川村元気さん。まったく新しい、現在語るべき恐竜の物語が、そこにはありました。この物語を、多くの子どもたち、多くの大人たちに届けたい。はるか頂上を目指して登るのみです。この「のび太の新恐竜」という作品を生み出すために。
脚本・川村元気コメント
「のび太の宝島」が公開した後、藤子プロさんから再び脚本のお話を頂きました。ドラえもんの記念すべき“50周年作品”であり、テーマが「恐竜」とお聞きして、正直怯みました。
「恐竜」を新しく描くにあたって、拠り所にしたのが藤子・F・不二雄先生が、「のび太の恐竜」を書いた時の気持ちです。あの物語は「日本にも恐竜がいた」と知った時の感動から始まっていると聞きました。
あれから40年が経ち、恐竜の学説も日々進化しています。その進化の先にある恐竜の物語を描きたいと思い、恐竜研究者や博物館、化石採掘場などを巡り取材を重ねました。そこで発見し、感動したことが「のび太の新恐竜」の基礎となっています。
2020年、多様性が叫ばれる中、それが奇麗事ではなく、人類の進化への歩みであることを語りたい。他と違う、欠点だらけに見える弱い少年・のび太と、小さな新恐竜が、進化・成長への第一歩を踏み出す。
そのことの尊さと、紛れもない真実を「のび太の宝島」を素晴らしい作品に仕上げていただいた今井監督と共に、この映画で語れたらと願っています。
2020年3月公開
<スタッフ>
原作:藤子・F・不二雄
監督:今井一暁 脚本:川村元気
<キャスト>
ドラえもん:水田わさび のび太:大原めぐみ
しずか:かかずゆみ ジャイアン:木村昴 スネ夫:関智一
【HP】https://doraeiga.com/2020/
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