俳優業に大忙し!? “現役高校生俳優”太賀が舞台とドラマの見どころを明かす
映画やドラマを中心に活躍している現役高校生俳優・太賀が1月20日より東京・下北沢「ザ・スズナリ」で舞台「国民傘」に出演中。公演前の心境や意気込みを語った。同舞台は、俳優や映画監督もこなす演出家・岩松了氏の'11年のスタートを飾る作品。戦争を背景に3本の小さな物語から大きな運命に翻弄されていく人々を描く。今回出演する俳優陣は、オーディションで選考され、太賀のほかD-BOYSの足立理、三上真史や劇団・ナイロン100℃の長田奈麻。また、大阪NSCの13期生・三浦誠己、映画やドラマで活躍中の早織など個性あふれる面々が集結する。
太賀は、本格的な舞台は初めての経験だという。「自分の演じる若い兵隊が、何かを感じ、呼吸をして生きる。約1カ月間で、それを岩松（了）さんが描く世界でどれだけ演じきれるか…課題だらけです。分からない事だらけですが、一生懸命頑張ります」と意気込む。
舞台げいこの雰囲気を尋ねると「（けいこは）ものすごい緊張感に包まれながら進んでいます。学べる事がたくさんあって、この状況をすごく贅沢に思っています」と意欲的。また、3本の短編物語について「『本当』と『嘘』は正反対の意味だけど、でも実はその境界線ってすごく曖昧。ある意味隣合わせな気がするんです。今回の舞台も、何が本当で、何が嘘なのか、いろんなシーンにそれが含まれています。各物語のせりふ、一言一言に注目してほしいです」とPRした。
また、太賀は、2月19日（土）にNHK総合で放送される「ドラマスペシャル 迷子」にも出演。ユン・ユーチュン演じる“迷子のおばあさん”を巡り、さまざまな人々が引き寄せられていく中で出会う高校生・トミーを演じる。
役を演じて「トミーはいまどきの普通の高校生。自分も高校生ですから、感じた事を等身大で演じようと思いました。演じていて楽しい部分もありましたが、ほとんどが辛かったです。それは、トミーは気をつかったり強がったりするし、抱えてる事が繊細で、演じながら自分の気持ちが押しつぶされる思いでした。すごく難しかったです」と苦労を明かした。また、“迷子のおばあさん”を演じるユン・ユーチュンとのコミュニケーションは「話したかったのですが、やっぱり言葉が分からなくて結局挨拶しかできなかったです。英語も中国語も話せない自分が悔しかったです」と課題が残った様子。
最後に「トミーって、分かりにくいんですが実はめちゃめちゃ繊細な奴なんです。そこを見てもらいたいですね。せりふがすごく日常的で、とてもリアルな空気感でドラマが進んでいきます。なにかとっぴな事が起こるわけではありませんが、面白い作品です。是非観てください! 」と見どころを視聴者に訴えかけた。
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「国民傘」
1月20日（木）～2月13日（日）下北沢「ザ・スズナリ」
【ドラマ】
「ドラマスペシャル 迷子」
2月19日（土）夜9:00-10:15 NHK総合で放送
