馬場ふみか、初の中国人役で杉本哲太と“偽装結婚”
あらすじ
港町で水産加工場を営む佐藤幸造(杉本哲太)は、ある日、自らを「女衒(ぜげん)」と名乗る男(阿部進之介)から川崎のマッサージ店で働く中国人女性・李雪蘭(馬場ふみか)との偽装結婚を提案される。
雪蘭は中国にいる夫の治療費を稼ぐため日本に出稼ぎに来て、女衒に斡旋されたマッサージ店で働いていた。幸造は思い悩みながらも女衒の提案を受け入れる。
一方、女衒は妻を自殺に追い込んだ男たちへの復讐を続けていた。やがて、“最後の復讐相手”にたどり着いた女衒は、黒幕の正体と己の過去に直面する。
そして、偽装結婚を続ける幸造と雪蘭にもそれぞれ転機が訪れ、顔も合わせたことのない二人の関係も徐々に変化を見せていく。
壮絶な過去を持つ斡旋屋・女衒、夫のために出稼ぎをする中国人女性、見知らぬ相手と偽装結婚した中年男。3人の境遇や思いが交互に描かれ、復讐譚とメロドラマが並走していく。