――競輪を始めようと思ったきっかけを教えてください。
太田選手:大学に通っていた時に家庭の事情で家計が苦しくなってしまって、お金を稼ごうと思ったことがきっかけです。
体育大学に通っていたのですが、陸上をやっていたので脚力を生かそうと思っていろいろ考えた結果、競輪の先生の後押しも頂いて決めました。
小林選手:バレーボールをやっていたんですけど、身長が165cmしかない中で限界を感じていた時に、ガールズケイリンの特集とロンドンオリンピックの男子のチームスプリントを見て、これなら私もオリンピックの舞台に立てるんじゃないかなと率直に思って、始めました。
――競輪のどんなところに魅力を感じましたか?
太田選手:まず、男女でルールが違うんです。男子の競輪は地区によってライン(他の選手と連携すること)を組んで、個人戦なのに団体戦のような意識で戦っていくので、仲間や人間関係が垣間見えるところに男子の競輪は魅力があるのかなと思います。
人間が出せる最速のスポーツだとも言われていて、男子だと時速70km近くで走っているので、競輪場に来ればすごい音や風を感じられます。競輪選手ってプロのスポーツ選手だなと分かってもらえると思います。
小林選手:ガールズケイリンは、男子の競輪とは違ってラインというものがなくて、単純に7人の個人戦なんです。だから、戦略や戦術が男子に比べると幅広いのかなと思うし、男子にも負けないスピード感と迫力もあります。
ただ、スピード感と迫力は生で見てもらった方が伝わりやすくて、私も実際に生で見て魅了された側なので、見るならぜひ会場に来て生で見てほしいです。
――ライバルでもあるお二人は、友人でもあるそうですね。一緒にプライベートで出掛けたことはありますか?
太田選手:この間、富士急ハイランドに行きました(笑)。
小林選手:速いものが好きだし、叫びたかったので(笑)。
――お互いの印象について教えてください。
小林選手:お化粧もきれいで美容にも心掛けていて、すごくきれいなのに、こっちが心配になるくらいすごくサバサバしているんです。美人なのにこんなにサバサバしていていいのって。いろいろ適当なところが多いんですよね(笑)。
太田選手:競技の写真を見られた人は、たぶん少し怖そうに感じると思うんですよ。練習の時にふいに撮られた写真を見ると、角が生えてるのかと思うような顔をしていたりするので(笑)。でも、普段はふわふわの綿飴ガールなので、見た目と性格の柔らかさに違いがあると思います。
小林選手:それから、学年は私が一つ年上なんですけど、彼女の方が引っ張ってくれて、どこか行く時にも進んで行ってくれます。でも、抜けているので間違った方に行ったりするんですけど...美人のくせに方向音痴なんです。
太田選手:それ関係ない(笑)。
8月18日(日)昼4:00‐4:55
日本テレビ系で放送