――第2話から本格的に登場しましたけど、静代はどんなキャラクターですか?
笑いに対しても好きな人に対してもすごく真っすぐな女性。行動力があって、自分を曲げないところが魅力的だなと思っています。
大知さんが演じる潤くんに怒ったり、にらんだり(笑)、自分の感情をぶつけるシーンが多いので私の中では気が強いイメージ。
だから、あの独特のヘアスタイルが特徴的なウイッグを被ってお芝居をすると、家で台本を読んでいる時より語尾が強くなってしまうんです。
自然とスイッチが入る感覚。あのウイッグは静代になるために欠かせないアイテムです。ビジュアルって大事なんだなとあらためて思いました。
――静代のような髪形にしてみたいと思ったことは?
あまりにも独特過ぎて、さすがにピンポイントでは思わないですよ(笑)。ただ、髪色を明るくしたいという願望はありました。
金髪っぽくしたり、ブリーチを入れたりとか。もちろん髪形は今のロングのままですよ(笑)。
――潤と静代の漫才シーンはテンポがあって面白かったですね。
ありがとうございます! でも「漫才」はお芝居でもないし、普段のしゃべり言葉でもない。お稽古の時から思っていたんですけど、何が正解なのか全然分からなくて。漫才のシーンは本当に難しかったです。
――演出を担当している劇団ひとりさんからは、どんなアドバイスが?
静代は潤とコンビを組んでいた「SHIZU-JUN」でボケを担当していたので、ここは目線を外してとか、ちょっと半間空けてとか、ひとりさんが実際にお手本を見せてくださるんです。
それがめちゃくちゃ面白いんですよ。ひとりさんの身振り手振りや間の取り方などを参考にしながら頑張って“漫才”に挑戦しました。
――ひとりさんのお手本が面白過ぎてプレッシャーを感じたことは?
もちろん、同じようにはできないのでどうすれば近付けるのかということを自分なりに考えました。
でも、今回の作品はひとりさんが演出をしてくださったから、漫才のシーンも何とかできたのかなと思っています。もう、不安しかなかったですから(笑)。ひとりさんは漫才のネタも書いてくださったんです。
漫才のシーンはものすごく大変でしたけど、ひとりさんがOKを出してくださったから大丈夫という安心感がありました。
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