<いだてん>塚本晋也、共演の役所広司は「人間国宝のような方」
「僕らが生まれて完全に記憶があるところまでつながっていく」
――1940 年の東京オリンピック招致についてはご存知でしたか?
こんな幻の東京オリンピックがあったことを僕は初めて知りました。1964 年の東京オリンピックの時僕は4歳でしたが、そこにたどり着く前に、こんなふうにオリンピックと東京が関わり合っていたとは知りませんでした。
今回の大河ドラマは時代劇というよりも、近現代の、しかも僕らが生まれて完全に記憶があるところまでつながっていくので、そういう時代背景について役柄を通じていろいろと知れたことも大きな意味がありました。
出演できて本当によかったです。
これからの「いだてん―」は?
9月29日に放送された第37回では1940年の東京オリンピック開催に向け尽力した嘉納が、カイロでのIOC総会から帰国している最中に帰らぬ人となった。
10月6日(日)放送の第38回では、長期化する日中戦争の中で世間の東京オリンピック開催への反発が厳しさを増していく。そんな中、副島は招致返上を提案。しかし、嘉納に夢を託された田畑は激しく葛藤する。
※塚本の塚は旧字