SKE大場、卒業する高柳と共演するなら“1人の男を取り合う”役どころ!? 舞台「ハケンアニメ!」東京公演がスタート
――11月15日(金)には出演する映画「地獄少女」も公開になりますが、改めて演技のお仕事への気持ちというのは?
お芝居をしていて楽しいなっていう気持ちでいっぱいです。できる機会があるなら積極的に参加していきたいなって思います。
――“夢”という部分などで、今作で演じる主人公・川島加菜美と重なる部分はありましたか?
いろいろと諦めきれない気持ちだったりとか、自分に少しリンクする部分もあるんですけど、川島加菜美は時には泣くし、時には歯向かうし、そういうところが素直で真っ直ぐでいいなって思うので、憧れたりもしますね。川島加菜美は底知れぬ熱い子なので、そういうふうに熱く生きられたらいいのになって思ったりはします。
――大場さんの“諦めきれないもの”は何ですか?
今は“アイドル”かな(笑)。
――先日、高柳明音さんがSKE48からの卒業を発表しましたが、高柳さんへの思いは?
彼女も今舞台の稽古中なので、日程が合えばなんですけど、この舞台を見に来るねっていうのは言ってくれています。卒業っていずれ誰しもがするものですし、私も高柳も同じくらいのキャリアとしては、いつ決断できるか、いつアイドルから旅立てるかっていうそのタイミングだけだと思うので、それを彼女は今したんだなって思うと、すごいなって思います。
私はまだアイドルとしてやりたいこともあるし、こうやってお芝居もしたいしっていう、言ってしまえばちょっとわがままな部分があるとは思うんですけど、そこを彼女はアイドルとしての活動の中の区切りを付けたっていうのは、いつか私もしなきゃいけないことなので、そういう意味では尊敬するというか、すごいなって改めて思いました。
――いつか卒業した高柳さんと大場さんが女優として共演するとしたら、どんな関係性がいいですか?
絶対やばそうなのは、1人の男を取り合うとか(笑)。今は“ビジネスパートナー”としてお互いを支え合って仲良くいろいろやってきているので、その真逆って考えたら何か1つのものを奪い合うっていう、絶対一番仲良くなれない人たち。でも、何か1つ超えたら逆に一番仲良くなれるとも思うので、そういう関係性の役が面白いかなって思います。
――当日券等もあると思いますので、来場を考えている方にアピールをお願いします。
お仕事をしている方って、普段自分が頑張っていることって褒めてもらえないことの方が多いと思うんですよ。でも、この舞台を見ると、登場人物が褒められていて、それが自分にリンクして聞こえてくる。それにすごく感動したっていう声が多かったりするので、「普段私こんなに頑張ってるのに」って人にはぜひ見に来てほしいなと思います。
アニメ業界の裏側の話ではあるんですけど、お仕事を真剣にやっている大人たちの話でもありますし。
あとは、アニメの世界と私が今活動しているアイドルの世界の間には“オタク”っていう共通言語があって。オタクって言われている方たちは、この舞台を見たら「自分がやっていたこと、自分が好きなことを貫いたことは間違いじゃなかったんだ」って思えるシーンが絶対あるので、見に来てほしいなって思います。
【東京公演】
2019年10月31日(木)~11月14日(木)
紀伊國屋ホール(東京都新宿区新宿3丁目17−7 紀伊國屋書店新宿本店4F)
原作:辻村深月
脚本・演出:G2
出演:大場美奈(SKE48) 小越勇輝
市川しんぺー 三上市朗 菅原永二 町田マリー 幸田尚子
山内圭哉 小須田康人