映像界で独自の存在感を放つ女優・モトーラ世理奈にクローズアップ
高校生たちが理不尽な校則に立ち向かうドラマ「ブラック校則」(毎週月曜夜0:59-1:29、日本テレビ)。ミステリアスなヒロイン・町田希央を演じているのが、モトーラ世理奈だ。
「小学校のとき学芸会でやった劇をきっかけに、演じることに興味を持ちました。同級生は恥ずかしがっていたけど、私は“自由に演じられる”という体験が楽しくて。モデルのお仕事を先に始めていましたが、お芝居もずっとやりたいと思っていたんです」
――劇中の希央は、学校になじまない一匹おおかみのような存在。だが撮影現場ではクラスメート役の共演者たちと和やかに過ごしていたそうだ。
「希央のキャラクター的に、当初は撮影以外もみんなと話さない方がいいのかなと思っていたんです。でもクランクインしたら、現場がすごく楽しいので自然と仲良くなってしまって。大勢で人狼ゲームをやったり、女の子同士でタピオカドリンクを飲んで帰ったりしていました」
――映画も現在公開中の「ブラック校則」。ドラマとHulu版でもオリジナルストーリーを展開し、それぞれで異なった希央が見られるという。
「ドラマの台本を見たら希央は別にこのクラスが嫌いなわけじゃないんだって気付いたんです。なのでそのへんも意識して演じて、ドラマとHulu版では映画よりさらにいろんな希央が見られるのかなと思います。個人的には、映画のお母さんとのシーンが、希央の一番本当の姿が出てる気がして好きですね」
――独特の存在感で今後も多くの出演作が控える彼女。一方の素顔は?
「あまり笑うイメージがないみたいなのですが…普通に笑います(笑)。最近は動画で見たジャルジャルさんのネタが面白くてハマっちゃいました。今後の挑戦してみたい役は、『ストレンジャー・シングス―』みたいな超能力を使うお芝居がしてみたい。自動で開くトイレのフタがあると、自分が開けたかのようにシュッて指を向けて練習してるんです(笑)」
取材・文=川倉由起子