藤木直人演じる“不埒な男”田島の妻、愛人役は? 太宰治遺作の先を描く「グッドバイ」の配役が判明!
「KERA CROSS」シリーズの第2弾公演「グッドバイ」が、2020年1月~2月に上演される。上演を前に、今回は全キャストビジュアルと配役が公開となった。
第5弾ではKERAが自らの過去作品に挑む「KERA CROSS」
演劇界をけん引する劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(KERA)による過去の名作戯曲を、才気あふれる演出家たちが新たに創り上げるシリーズ「KERA CROSS」。
「グッドバイ」は、鈴木裕美演出、鈴木杏ら出演による第1弾「フローズン・ビーチ」に続く第2弾公演で、生瀬勝久が演出を務め、藤木直人、ソニンらが出演する。
さらに、「KERA CROSS」第3弾に河原雅彦、第4弾に三浦直之(ロロ)といった気鋭の演出家が参加。そして、第5弾ではKERAが自らの過去作品に挑むことも発表されている。
太宰治未完の遺作をベースにした、KERA初のラブコメ作品
本作は、太宰が新聞連載を予定し13回分まで書きながらも、入水自殺を受けて絶筆となった未完の遺作小説「グッド・バイ」をベースに、KERAが全く新たなドラマを紡ぎ出した、KERA初のラブコメ作品。
原作では描かれなかった“その先の物語”を、太宰からバトンを継いだKERAが見事に描き切った、スピーディーでロマンチックな“恋愛狂騒劇(スクリューボール・コメディー)”となっている。
藤木演じる田島の妻、愛人、娘役が決定!
「グッドバイ」は、雑誌編集者をしながら、多くの愛人を抱える不埒な男・田島周二(藤木)が、東京に妻子を呼び寄せ、女たちと別れようと思い始めたとき、怪力で大食いの美女・永井キヌ子(ソニン)と出会ったことから、珍騒動が展開していく物語。
今回、田島周二役・藤木、永井キヌ子役・ソニン、そして文士の連行役を務める生瀬以外のキャスト陣の配役が明らかに。
真飛聖は、田島の妻・田島静江役、朴ろ美は田島の愛人で内科医・大櫛加代役、長井短は田島の愛人で挿絵画家・水原ケイ子役、能條愛未は田島の愛人で美容師・青木保子役、田中真琴は田島の愛人で百姓の娘・草壁よし役を担当。
MIOとYAEは、田島の娘・田島幸子と田島幸子、入野自由は文芸誌「オベリスク」の編集部員・清川、小松和重は水原ケイ子の兄・水原健一を演じる。
さらに、全キャストビジュアルも公開。生瀬の演出の下、個性あふれるキャストがどのような化学反応を起こすのか、期待感が高まる。
<スタッフ>
原作:太宰治(「グッド・バイ」)
脚本:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
演出:生瀬勝久
<キャスト>
藤木直人、ソニン、真飛聖、朴璐美、長井短、能條愛未
田中真琴、MIO、YAE、入野自由、小松和重、生瀬勝久
演奏:杉田のぞみ(Vn.)
<公演スケジュール>
2020年1月11日(土)~13日(月)東京・かめありリリオホール
2020年1月16日(木)山形・山形市民会館
2020年1月18日(土)新潟・長岡市立劇場
2020年1月21日(火)広島・JMSアステールプラザ
2020年1月23日(木)~26日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
2020年1月28日(火)香川・レクザムホール(香川県県民ホール)
2020年1月30日(木)~31日(金)愛知・日本特殊陶業市民会館 ビレッジホール
2020年2月2日(日)福島・パルセいいざか
2020年2月4日(火)~16日(日)東京・シアタークリエ
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