自分では気付かなかった新たな一面とは?
――今回、森さんが演じる美保がどんなキャラか、教えていただけますか。
作品の中では1番普通というか、平凡で引っ込み思案な子です。見ている皆さんの中では、1番身近にいる子、もしくは自分に置き換えられるような子なんじゃないかなと思います。
――普通の役だけど、いろんな出来事がありますよね。森さんは実際に起こり得るような設定の、普通の役が多かったと思いますが、今回の非現実的な役と、どちらが演じやすいですか?
えー…やっぱり、現実的な方は自分が経験してきたことに重ね合わせたりできるんですけど、「地獄少女」は地獄に落とすとか、落とさないとかの経験がないので(笑)。
自分の中で非現実的で、「どうしよう?」と思っていたところはありましたし、見ている人にはそう思わせたくないなって。
「もしかしたら、自分のどこかで起こり得るかもしれない」という、怖いっていう気持ちになってくれたらいいなって思っていたので、それを引き起こせる一因になれたらなと思っていました。
――美保に共感できる部分、できない部分はありますか?
親友のために美保の人生がだんだんと狂っていくので、そういうところは理解できないなって思っていたんです。自分の中から出てきたものしか、お芝居をすることができないので。
でも、演じていくうちに、そういう感情になれたことに驚きました。自分も、人のために狂うことができたんだって(笑)。
――自分では気付かなかった一面を知ることができたと。
はい、驚きました!
――その一方で、おじさんの部屋に1人で訪ねていくという、天然なところもありますよね(笑)。
そうなんですよ、鈍感なのか、何なのか(笑)。
実生活で熱狂していることは?
――美保はアーティストが大好きということで、森さんは実生活で「このアーティストが好き!」って熱狂しているということはありますか?
小学生のときは、AKB48がブームで熱狂していましたし、ブロマイドも持っていました。それこそ、今回共演(早苗役)しているSKE48の大場(美奈)さんもよく知っていて、初めてお会いしたときは「かっわいい~!」って思っちゃいました。
――今まで、大物の役者さんにも会われていますね。
広瀬(すず)さんが、本当にずっと好きで。好きになったのは小学生のころなんですよね。
広瀬さんの写真集を買ったり、CMを何百回も見ていたので、初めて映画「ラストレター」(2020年1月17日[金]公開)の撮影でお会いしたときは、ちょっと泣きましたね。
11月15日(金)公開
<スタッフ>
原案:わたなべひろし 原作:地獄少女プロジェクト
監督・脚本:白石晃士 音楽:富貴晴美
配給:ギャガ 制作プロダクション:ダブル・フィールド
製作:映画『地獄少女』製作委員会
<キャスト>
閻魔あい:玉城ティナ 骨女:橋本マナミ
一目連:楽駆 輪入道:麿赤児
市川美保:森七菜 南條遥:仁村紗和
御厨早苗:大場美奈(SKE48)
森優作、片岡礼子、成田瑛基
/魔鬼:藤田富 工藤:波岡一喜
【HP】gaga.ne.jp/jigokushoujo-movie