さらば青春の光「ギャラの未払いはありました」事務所独立からの“逆境”と復活秘話
「賞レースは、獲るか本当の爪痕を残すかしかない」
――最近ではテレビの露出も増加し、単独ライブのチケットも即完売。ご自身で人気の上昇を感じることは?
森田:テレビ業界の方に受け入れられてきたという感覚はありますね。今まで通り一生懸命やっていたら、なぜか急にお仕事をいただけるようになったなと。
もしかしたら卒業を宣言したキングオブコントも影響しているのかなと思います。
東ブクロ:積み重ねなんですかね。6回(決勝に)出られたというのもあったし。
――賞レースには、決勝に進出しても、その後のテレビ出演に繋げるのは難しいという側面もありますよね?
森田:賞レースは、獲るか本当の爪痕を残すかしかないと思っていて、それ以外は無に近いんじゃないかなと。
特にキングオブコント勢は、みんな歯がゆいと思います。だから、そこに固執していても仕方ないんじゃないかと思って卒業をしました。
東ブクロ:コロコロチキチキペッパーズやハナコにしても、初登場で優勝していくじゃないですか。僕らはこれだけ出たら手の内もばれているし、優勝の仕方が分からへんなと。その判断も良かったんやろなと思います。
森田:でも、今になってキングオブコントが効いてきてたんかなとも思いますね。毎年決勝に出て、僕らは「やっぱあかんかったな」と言っていたのが、今になってスタッフさんに「ずっと応援していたんですよ」と言われることが増えました。
――逆に、現在も感じる“壁”はありますか?
森田:なんとなく飯が食えるようになったので、ここから本当に億、兆稼ぐためにはどうしたらいいかということを考えているところです。何かお金を稼ぐシステムを生み出さないと、とか。
東ブクロ:テレビに出るだけじゃなくてね。
森田:今考えているのは、冬の歌舞伎町で豚汁屋さんをやりたいなという(笑)。キャッチ相手の商売として。
東ブクロ:これ、13年前から言ってますからね。大阪の難波って言ってたのが歌舞伎町になったんですよ(笑)。