香川照之が正月から“昆虫愛”を語り尽くす!「あっという間に日が暮れてしまいました」
香川照之「ニオイが残っていますね。さざ波のように(笑)」
――冬の森でいろいろな虫を探しましたが、いかがでしたか?
なかなか難しいのがいいですね。最近はそれがいい。オニヤンマみたいに割と簡単に網にザワザワ入って9匹もとっちゃうなんていう時代もありました。
それもいいけれど、その時代はいわば子どもでしたね。今は、私ももう大人ですよ。苦みばしった感じで、このとれない良さを痛感するという、それもいいですね。
――今回のテーマは「オサボリ」で、メインのターゲットはオサムシでした。印象的だったことはありますか?
においですね。オサムシはとてもキレイで、もはや私の中ではハンミョウと同じくらいです。でも、あんなにキレイなのにブーって、化学反応でくさいニオイを出すってすごいですね。
それを考えると、あの小さな体であれだけのパワーをよく出せるなと。やはり、小さくてもバカにできないという昆虫の奥深さを感じましたね。
撮影が終わった今でも、オサムシを触った手にかすかにニオイが残っていますね。さざ波のように(笑)。
――今回の番組の見どころはどこですか?
オサムシという虫のキレイさですね。オサムシという地味な名前ですが、雰囲気がとてもある虫だということを見てほしいです。それが私も、新たな発見でした。
あと、どうしてもカマキリの卵やカブトムシの幼虫など、ほかの虫も探してしまうクセが抜けないですね。結果として他の虫もゲットできました。その寄り道も、もはや見どころです。
そして、後半のこたつコーナーは楽しくて少ししゃべり過ぎましたね。あっという間に日が暮れてしまいました。そこも見ていただければ。
2020年1月1日(水)朝9:00-9:45
NHK Eテレにて放送