お見送りで駅のホームが大変なことに!
――そして、いよいよ連載企画定番の「上京ストーリー」ですが、時期としては高校生の頃ですよね?
高校2年生です。私は、シンガポールに留学した経験があったので、東京は近いなと思っていました。一人で海外に住んでいた時も怖くなかったですし。
――小学生の頃ですもんね、留学したのは。
そうなんですよ。だから、精神が鍛えられ過ぎていて東京に行く怖さは何も感じませんでした。同じ日本やし、新幹線に乗ったら2時間半で着くので(笑)。
――ということは、涙、涙の“お別れシーン”はなかった…?
家族はもちろんですけど、友達と離れるのがものすごくつらかったんです。上京する当日は新大阪の駅に家族と、仲の良かった友達が20人ぐらい見送りに来てくれて。
駅のホームは大変なことに(笑)。みんな泣いているから私も泣いてしまいました。
実は(橘)二葉も新大阪からの出発だったんです。だから、新幹線の中で一緒に泣いていました、名古屋まで。
――結構、泣いていましたね。
新幹線が動き出したらホームを走って追い掛ける子がいたし、私が大好きだった「りくろーおじさん」というお店の「もちっこきなこ」をくれた友達もいたので、全然涙が止まりませんでした。二葉もずっと泣いていましたね。
――青春ドラマの1シーンみたいですね!
ホントにうれしかったですし、離れ離れになるのがすごく寂しかったです。二葉と一緒にずっと泣いていて、新幹線が名古屋に着いたら(上西)星来が乗って来て。今度は3人で、また泣いていました(笑)。
――同じ新幹線にTPDメンバーが3人乗っていたという事実に驚きました。
私と二葉と星来は同じチケットで品川に行く新幹線組。いさき(櫻井紗季)、(浜崎)香帆、(脇)あかりは飛行機組でした。
――上京してからホームシックにかかったことは?
最初の頃はレッスンを中心にやることが多かったし、今までとは違う東京での生活やメンバーと一緒にいる時間がとても刺激的だったので、寂しいという思いはあまり感じませんでした。
ただ、上京してしばらくたってから帰省する機会があったんです。久しぶりに友達と会ったり、実家でのんびりしていたら、東京に戻るのが嫌になっちゃって。
――気持ちがリセットされてしまった感覚?
大阪で過ごした時間が楽し過ぎて。また、みんなと別れるのがつらくて泣いてしまいました。一度戻ったことで、より強く寂しさを感じてしまったんだと思います。
――グループを結成してからの活動としてはPLAY×LIVE「1×0」とバラエティー番組「東京号泣教室~ROAD TO 2020~」(TOKYO MXほか)がありましたね。
PLAY×LIVE「1×0」では、同じことを何度もするという難しさに直面しました。全部で100ステージ以上もありましたから。毎日同じことをやるんです。
これはどの舞台でもそうなんですけど、毎回忠実に再現しないといけない。クオリティーも含めてちゃんとしたものをお客さんにお見せするわけですから、かなり精神力が鍛えられました。
PLAY×LIVE「1×0」の経験は間違いなく次の舞台で生かされましたし、基礎を学ぶことができたと思います。そして「東京号泣教室」は、古田新太さんが校長役で出演。
今思えば、まだデビュー間もない私たちにとっては、信じられないぐらい恵まれた環境だったと思います。芸能界のお仕事を7年間続けてきた今だからこそ、そのすごさがよく分かります。
あの頃の自分たちに「恵まれているんだよ」って伝えてあげたい(笑)。古田さんは今でもTPDのことを娘のように気に掛けてくださいますし、ゲストで来られた山西惇さんとは後に音楽劇「魔都夜曲」で共演させていただいたり、いろんなご縁もあった番組でした。
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2020年1月5日(日)昼0:00開場/昼0:30開演 あけおめ!!シブゲキ編
2020年1月5日(日)昼5:30開場/夜6:00開演 ただいま!!シブゲキ編
2020年1月6日(月)夜6:00開場/夜6:30開演 ただいま!!シブゲキ編
2020年1月7日(火)夜6:00開場/夜6:30開演 あけおめ!!シブゲキ編
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