デビュー曲は「歌うたびにデビューの頃を思い出します」
――グループ結成から1年後の2014年にシングル「BRAND NEW STORY」でCDデビュー! 当時のことは覚えていますか?
東京に来たからには絶対デビューしたいと思っていたので、“やっと”CDを出せるのかという気持ちでした。
――CDデビューまでの1年は長く感じましたか?
ずっと「1×0」をやっていたので、このまま一生舞台だけなのかなって。「アイドルグループってライブをするんじゃないの?」という疑問は正直心の中にありました。
ただ「1×0」でも少しずつライブをやるようになってきて。その時は先代のTPDの曲が中心で、私たちのオリジナルは「1×0」で歌っていた「DREAMIN'」と劇中の挿入歌ぐらい。
だから「BRAND NEW STORY」をCDデビュー曲として頂いた時は本当にうれしかったです。
――やはり、デビュー曲には特別な思いが?
私たちにとっても大事な曲。歌うたびに、デビューの頃を思い出します。
――歌詞に対する解釈や歌い方が変わったなと思うことは?
音源を聴いたら分かると思うんですけど、歌い方がとても幼いんです。実はこの間メンバーと話していて気付いたことがあるんですよ。
デビュー当時と比べたら、それぞれ歌い方が変わってきているはずなんですけど、なぜか「BRAND NEW STORY」だけは昔のままというか、どうしても初々しさが残ってしまうんです。
――興味深い話ですね。
大人っぽく歌おうとすると気だるい感じになってしまうんです。もしかしたら、曲に合った歌い方というものがあるのかなって。これからも「BRAND NEW STORY」を歌う時は初々しさを大事にしたいと思います。
――ここからはソロ活動について。2017年の音楽劇「魔都夜曲」では香帆さんとのダブルキャストで李香蘭を演じました。
私にとっては「1×0」以来となる初めての大きい舞台。これはいろんなところで言っているんですけど、草野球からいきなりメジャーリーグに行った感じです(笑)。
――それは、かなりの飛び級(笑)。
そうなんですよ、主演が藤木直人さんで、マイコさんがヒロイン。他にも橋本さとしさん、村井國夫さんという舞台の世界で活躍されている大先輩たちと共演させていただきました。
オーディションで選ばれて参加することになったんですけど、ものすごく苦戦しました。
――何が難しかったですか?
演出の河原雅彦さんは、それぞれの役者さんに向き合ってくれる方。私がよく言われたのは「点と点を線でつなげて演じる」ということ。
ちゃんと感情をつないでお芝居することが大事だと教わりました。でも、それがすごく難しいんです。全然うまくできなくて稽古中に泣いていました。歌に関してもミュージカル調の歌い方に苦戦。
私はどちらかというとJ-POPの歌い方なので李香蘭が歌う「蘇州夜曲」はとても苦労しました。稽古でも本番でもずっと悩んでいたので、千秋楽は言葉ではうまく表現できないぐらいの達成感がありました。
それだけ大変だったから、この経験を次につなげたいという気持ちになったことを覚えています。
――その次はすぐやってきました。1年後の2018年に出演した舞台「タイヨウのうた~Midnight Sun~」の思い出は?
「魔都夜曲」を超えるものにしたいということが自分の中の目標だった作品。私立恵比寿中学の柏木ひなたが演じるヒロインを支える親友役だったんですけど、自分に合っているキャラクターだなと思いました。
TPDのメンバーとはいつも一緒に支え合いながらやってきたので、共感できる部分があるなと。あとは…。
――あとは…!?
湘南に住んでいて日焼けをしているという設定だったんです。私も色黒だからぴったりやなって。初めて日焼けしていることが生かされました(笑)。
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「ダンスサミット2020 in CBGK!!」
2020年1月5日(日)昼0:00開場/昼0:30開演 あけおめ!!シブゲキ編
2020年1月5日(日)昼5:30開場/夜6:00開演 ただいま!!シブゲキ編
2020年1月6日(月)夜6:00開場/夜6:30開演 ただいま!!シブゲキ編
2020年1月7日(火)夜6:00開場/夜6:30開演 あけおめ!!シブゲキ編
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