伊藤「僕の方が先輩…(笑)」
――では、そんな雰囲気を引っ張る座長・勝地さんの印象はいかがですか?
伊藤:僕の方がほんのちょっとだけ先輩なんですけど、特にそういう見方もなく(笑)。
勝地・瀧本・稲葉・丸山:(爆笑)。
伊藤:初日から友達かと思うくらい仲が良くて。でもそれは僕にだけではなくて、他の共演者やスタッフさんなどに対しても、いい意味で気を使い過ぎることなく、いい空気感を作っているんです。
座長によって現場の空気は変わりますが、本当に絶妙なバランスでよい空気感を持っていってくれたので、いい座長だと思いましたね。(勝地を見ながら)このくらいでいい?
勝地:もうちょっと!
伊藤・瀧本・稲葉・丸山:(笑)。
丸山:垣根がない感じがよかったよね。最初からすっと受け入れてくれて、みんなと一体にしてくれたのは、主役の懐の深さかな。(勝地を見ながら)こんなもんでいいですかね?
勝地:もうちょっとだけ…。
伊藤・瀧本・稲葉・丸山:(笑)。
稲葉:巻き込む力がすごいですよね。昔から先輩方と仲良くして、後輩もめっちゃかわいがってくれているイメージ。後輩心も分かってくれているし、先輩にも敬意をしっかり払われていて…。
伊藤:えっ、先輩への敬意?
勝地:(笑)。
稲葉:仲良くなる段階でみんなの呼び方を話すことがあったんです。伊藤さんは“あっくん”で、瀧本さんは“美織”とか。涼さんは「俺のこと“主役”って読んで」って言ったので、この現場ではみんな涼さんのことを“主役”って読んでいるんです(笑)。LINEグループの名前も、“勝地・主役・涼”になってます(笑)。
勝地:主役はほんとのことなんで。
伊藤・瀧本・稲葉・丸山:(爆笑)。
稲葉:このスタンスがみんな気持ちよくて(笑)。
瀧本:気持ちいいよね。
稲葉:すごくやりやすかったし、すごくいい現場でした。
瀧本:私は今回、男性陣の中で女性一人でしたが、そういうのは関係なく、会話に参加させていただき、気を使わせない雰囲気を作ってくれました。本当に壁がない方ですね。
勝地:もう一巡いきますか?(笑)
伊藤・瀧本・稲葉・丸山:(爆笑)。
――勝地さんは皆さんの褒め言葉を聞いていかがですか?
勝地:主役はあんまり経験したことないのですが、今回は真面目にいき過ぎても違う気がして、自分を皆さんに調理してもらうみたいなスタンスでいたんです。
普段は、台本や役のことについて考える神経質なところもあるんですが、そこを飛び越えてざっくり、楽しむようにしていて。
自分が脇で入るときには主役の人をどう盛り上げるのか、支えるかが大事だと思っているので、気負わず、ありのままの自分でいればと思っていましたね。
皆さんがそれぞれのキャラクターで面白くしてくれるんだろうと、普段の俺が現場にきているみたいな感じでコミュニケーションを取りながらやっていたら、みんなが仲良くなったのでうれしいです。
2020年1月3日(金)~5日(日)3夜連続放送
テレビ朝日系で放送
※一部地域を除く
<スタッフ>
原作:田中修治
「破天荒フェニックス オンデーズ再生物語」(幻冬舎・NewsPicks Book)
脚本:櫻井智也 演出:小野浩司
<キャスト>
勝地涼、伊藤淳史、瀧本美織、稲葉友、丸山智己、
貫地谷しほり、川平慈英、升毅、奥田洋平、
宮崎吐夢、相築あきこ、名高達男