杉野遥亮、“女房役”森永悠希は「(球を)投げても投げても返ってこない(笑)」
意外と球が返ってこないことが…(笑)
――さぶは栄二の女房役ということですが、では、栄二にとってのさぶは?
杉野「一言で言い表すのは難しいですが、一番近いのは弟なのではないかなと思います。それが、栄二が捕まって立場が変化したことで、戸惑うんです。弟の方が、自分が思うより大人だったから。多分、序盤の栄二はさぶの本質が見えていなくて、ぐすでのろまという表面的なところしか見えてなかったんじゃないかなと思います」
――お二人は栄二とさぶのように仲良くなれました?
杉野「僕は結構話し掛けてたんですけど、意外と球が返ってこないことが多いんですよ(笑)」
森永「いやいやいや(笑)。この間も言われたんですけど、僕が気付いていないところでそういう対応をしていたみたいで。僕は自分が興味のない話題だと返事がおざなりになるらしくて(笑)」
杉野「投げても投げても返ってこない(笑)」
森永「この間指摘されて、初めて気付きました(笑)。でも本当に気付いてなくて・・・ゴメンナサイ」
杉野「さぶと栄二の関係性の中で、僕は二人の関係を大事にしたいなと思って」
森永「ただ、いかんせん、一緒に居られる日数がね…」
杉野「日数がね…」
森永「杉野さんと同じぐらい現場にいられたら、もっと違ったと思いますよ!って、仲が悪いわけじゃないですからね!」
――ちなみに、今作で栄二は、自分をはめた相手に復讐を誓いますが、お二人は怒りの感情が湧いた時はどうしますか?
杉野「怒りの対象にもよると思いますけど、栄二のように復讐心を燃やすことはないですね。なるべく怒りの感情を遠くに持っていくようにします。実の弟のようにぶつかれる相手もいますけど、それは弟だからで、同じように言える関係性の相手以外には言わないです」
森永「僕は居住まいとしては変わらないらしいです。でも、どうやら黒いものが出るらしくて、周囲の方が気遣ってくれます(笑)。発散はしないけど、何かあった時の引き合いに出せるように根に持っておくタイプ(笑)」
杉野「怖い怖い(笑)」
原作=山本周五郎/脚本・演出=戸田幸宏/出演=杉野遥亮、森永悠希、木竜麻生、白本彩奈、佐戸井けん太ほか
2020年1月11日(日) 夜9:00-10:59 NHK BSプレミアム
BS4Kは1月18日(日)夜7:00-8:59にて放送