「もうプロポーズじゃんこれ」みたいな
――テレビアニメやOVAの中で印象的なエピソードは?
夏川:11話の「私があなたのマヨネーズになる」という台詞が忘れられなくて、アフレコスタジオで衝撃を受けました。「もうプロポーズじゃんこれ」みたいな。
すごいドキドキしたのを覚えてますし、しろちゃんと明乃の関係がよくなっていく転機になった台詞ですね。
明乃は普段、決断するときはバシっと決断するタイプではあるのですが、実は内心、不安な気持ちを感じていたり、迷っているなと感じるシーンがたくさんありました。
ずっとしろちゃんとも微妙な関係のままで、その言葉をしろちゃんから言われてうれしくないわけがないので、あの言葉は明乃にとっても重い言葉なんじゃないかなと思っています。
Lynn:私はやっぱり、テレビアニメシリーズの最終話の晴風が沈んでいくシーンです。
いろいろな困難を晴風と乗り越えてきて、ようやく陸に帰って来られたからのあのシーンだったので、衝撃でした。それでも、ちゃんとみんなで晴風の最後を見届けて、ラストに夕陽が差し込む場面は何回見ても泣きます。
「みんながようやく家族になれたのに、その家である晴風がなくなってしまった、でもみんながいれば大丈夫」という、みんなとの絆を再確認するすごくグッとくるシーンでしたね。