眞島秀和がナレーターを務めるドキュメンタリー「人間の履歴書」を3月末放送

2020/03/22 12:24 配信

BS12スペシャル「人間の履歴書 ―歯が語る 生きた証―」3月28日(土)放送

BS12スペシャル「人間の履歴書 ―歯が語る 生きた証―」3月28日(土)放送

(C)BS12 トゥエルビ

BS12 トゥエルビでは3月28日(土)、夜7:00より、ドキュメンタリー番組「BS12スペシャル 人間の履歴書ー歯が語る 生きた証ー」を放送する。

地震や豪雨など、さまざまな災害に見舞われる日本。災害大国でありながら、ご遺体の身元確認を行うためのシステムが諸外国に追い付いていない状況だ。

2020年4月1日(水)に施行される「死因究明等推進基本法」。この法律では、国と地方公共団体の責務として、身元確認・死因究明の推進、そのための医師・歯科医師への教育・研修の充実、実施体制の構築、自治体間の連携協力、身元確認に関わるデータベースの整備が定められた。身元確認・死因究明の重要性がようやく再認識され、国として強化することになった。

世界で身元確認の重要な手段と位置付けられているのは「歯」だ。そこから年齢推定や血液型・DNA型の判定ができ、治療痕から生活状況も推察できるため、歯は「人間の履歴書」とも言われている。

2011年の東日本大震災では延べ3000人の歯科医師が遺体の身元確認にあたったが、日本には数々の課題があり、本来期待されるレベルの成果が出ていない。

千葉大学法医学教室の歯科法医学者・斉藤久子氏は、そんな現状を変えるべく、2015年10月、志を同じくする女性歯科医師たちと「JUMP(日本身元不明・行方不明者対策チーム)」を結成。警察との合同訓練や体制づくりの進んでいるタイなど海外視察を行い、歯からご遺体の身元を特定してご家族のもとへと帰すことができる仕組みづくりに奮闘している。

東日本大震災による行方不明者は2500人以上。そして、今も身元が分からないご遺体が存在する。宮城県警には、震災から9年たった現在も震災に特化した「身元不明・行方不明者捜査班」があり、捜査班長の菅原信一さんは「身元特定にはご遺族が納得できる根拠が必要」と、情報が少ない中、地道な捜査を続けている。

「死因究明等推進基本法」の施行目前に放送されるドキュメンタリー「人間の履歴書」は、ご遺体の身元確認の重要性を過去の災害から学んだ日本がこれからなすべきことを、「JUMP」や、宮城県警の活動から追究していく。

番組ナレーション担当・眞島秀和コメント

人間の履歴書ー歯が語る 生きた証ー」のナレーターに起用されたのは、俳優・眞島秀和。佐々岡沙樹プロデューサーは、番組に込めた思いを象徴する「ラストのナレーションを読んでほしい人」として依頼を決めた。「震災被害というテーマのドキュメンタリーに、寄り添ってもらえるナレーションをと考えました」と佐々岡P。起用された眞島秀和に話を聞いた。

【写真を見る】ナレーターを務める眞島秀和

【写真を見る】ナレーターを務める眞島秀和

ーーこの番組のナレーションを担当した感想をお聞かせください。

眞島:ナレーションの仕事をさせていただくときにいつも思うのですが、番組が伝えたいことを的確に伝えなければいけない、それが役割だと思っています。

今回は、震災に関係する内容で、東日本大震災では、災害によって昨日まで元気だった人が突然亡くなってしまい、当たり前の日常が失われるということを実感しました。そんな体験をした方に寄り添えるようにと意識しました。

震災から9年がたった今のご遺族の思いや、行方不明者の捜索・身元確認に尽力している方の姿など、時間をかけて取材して作られた番組だと思いますので、番組の意図が本当にきちんと伝わればいいなと思います。

ーー歯による身元確認や歯科医師の方々の行動についてご存じでしたか?

眞島:歯の情報を元に、ご遺体の身元確認を行っていることや、そうした捜査を地道に続けている人たちがいることは知っていました。でも、JUMPという団体のことは知りませんでしたし、全体的にとても勉強になりました。災害犠牲者の身元確認の書式にインターポール式があることは初めて知りました。国際交流が盛んになる中、書式を統一することの重要性は強く印象に残りました。

ーー番組では、行方不明者のご家族の思いが丁寧に伝えられていました。

眞島:ただただ見つかってほしい、そう思います。少しでも多くの方が家族のもとに帰ることを望みます。一部でも帰ってきてくれることが、ご家族にとって未来に向けて生きていく支えになると思います。

ーー本記事の読者に向けて、コメントをお願いします。

眞島:日本はいつ災害が起きてもおかしくない状態にあります。東日本大震災から9年がたちますが、いまだ行方不明の方もたくさんいらっしゃる。この番組はあらためてその事実を見つめ直す機会になるのではないでしょうか。

もしもの場合に、自分の家族の身元が分かるように何か準備しておいた方がいいのかもしれない、そう感じてもらえる番組だと思います。

BS12 スペシャル
「人間の履歴書―歯が語る 生きた証―」
ナレーター:眞島秀和
「核の記憶 89 歳ジャーナリスト 最後の問い」
ナレーター:檀ふみ
2020年3月28日(土)夜7:00-9:00 BS12 トゥエルビ
※BS12制作の最新ドキュメンタリー「人間の履歴書―歯が語る生きた証―」と、2018年8月に放送され映文連アワード2019 審査員特別賞やATP上方番組大賞特別賞を受賞した「核の記憶 89歳ジャーナリスト最後の問い」を一挙放送する。

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