中村倫也、“子犬”のように懐く佐藤寛太は「面白いし、かわいい」<「美食探偵 明智五郎」連載>
“根っこの部分”が素晴らしい人ばかり
そんな中、中村が個人的に注目している人物がいるとか。
「明智家の執事を演じているモロ師岡さん。役柄上、衣装は燕尾服なのですが、誰よりも帰り支度が早いんですよね。『このシーンは以上です』というスタッフの『このシーン~』ぐらいのタイミングで、マイクを外しているんじゃないかと(笑)。気づけばその場からいなくなっていて、師岡さんの現場から消えるスピードは尋常じゃないと思います(笑)」
そんなベテラン&実力派ぞろいの中、苺役の小芝風花と並ぶ若手として注目なのが、上遠野の部下にして、明智に好意を抱く新米刑事・高橋を演じる佐藤寛太。上司の上遠野よりも明智の指示に従う“明智LOVE”な男で、彼の明智に対する愛情表現、そして明智のそばにいる苺に対しての嫉妬心など、その姿はまるで子犬のようでかわいい。
「寛太は面白いやつですよ。久しぶりに“陽気なバカ”を見たというか(笑)。彼が劇中で演じている高橋もそうですけど、それこそ寛太も子犬のようにフリスビーを投げたら何百回も走って取ってきそうな感じがしますね(笑)。疲れ知らずのところがあって、かわいいなと思うし、一緒に仕事をしていて楽しいです」
そんな佐藤を含め、共演者に感じるのは、人間としての“根っこの部分”のよさだとか。
「寛太もそうですけど、皆さん“根っこの部分”が素晴らしい人ばかりなんですよね。だから、共演していて楽しい。“根っこの部分”が悪いのは、多分僕だけだと思います(笑)。現場がうまくいっているのは、まさに“根っこの部分のいい”皆さんのおかげです!」