桜庭ななみ「お料理にチャレンジしたり…」
――私たちのようなメディアやエンタメの業界も“不要不急”の仕事なのではと考えるのですが、この外出自粛期間を経て、桜庭さんご自身は仕事への向き合い方は変わりましたか?
そうですね、外出自粛期間となる前に撮影をしていたものもストップしてしまったので、今まで私たちが頑張ってきた仕事って不要不急だったのかな?と、くみ子のように考えることもありました。
ですが、このドラマを通じてくみ子の「よし、頑張ろうっていう時まで力を蓄えておこう」という言葉がすごく私の心に響いたので、この外出自粛期間を通して以前よりももっといい作品を作れるようにしようと思えるようになりました。
――外出自粛期間にやっていたことなどはありますか?
皆さんがやっていたような大掃除だとか、お料理にチャレンジしたりとか、あらすじを知っているからこそ見ていなかった映画をもう一度見たりとかしていました。
――今作では男女がリモートで出会い、距離を縮めていきますが、桜庭さんはリモートで初めて出会うことにどのような印象をお持ちですか?
リモートで出会うのって普通に会うよりも緊張してしまいそうですよね。実際に会うと、全身が見えたりとか、その人の気持ちが伝わってきたりすると思うのですが、画面を1枚挟むことによって、つい自分もきれいに見せてしまうというか、何か一つ隠しちゃうというか…。
相手には画面上で良く見せたいって思ってしまいますし、言葉遣いも電話だと丁寧に話そうと意識するけど、実際に会ってみると砕けることもあると思いますし。だからこそ実際に会うときのドキドキにつながるのかなって思います。実際にはどうなんですかね?(笑)
――最後に読者へメッセージをお願いします。
「スカーレット」の公式Twitterとか見て、皆さんが「全国放送してください!」って言ってくださっていたのを拝見して、とてもうれしかったです。外出自粛期間中に皆さんが考えたことと、くみ子や常林さんが考えたことは、似ているところがあるのではないかと考えるので、このリモートドラマを見て元気になっていただけたらと思います。あとは、リモートドラマならではの雰囲気やカメラのアングルなども“新しいドラマ”として楽しんでほしいです。