木村、“誤差なしの現場”を実感!
――無事に撮影も再開されましたが、現場はどんな形で前進していますか?
木村:鬼の牛歩並みの前進はしていますけど(笑)、今までと同じ作業、同じ進み方はできないというか…。再開初日は正直、リハーサル中ずっとマスクとフェイスガードをするという“新しい文化・形容”を受け入れることに、抵抗があったんですよ。
でも、今日に至っては、むしろ「これが“新しい当たり前”なんだ」と、素直に受け止められるようになりましたね。スタッフが全員、そういうモチベーションで臨んでいるからこそ、僕らも意識改革ができたんだと思います。
斎藤:忘れもしない、再開初日にフェイスガードをした木村さんが「早く、これをニュースタンダードとしてとらえた方がいいんじゃないか」とおっしゃって…。
これがまた、めちゃくちゃ似合っていて(笑)、初日からトレンドにしてくれたんですよ。木村さんのおかげで僕もアップデートされたな、と感じた初日でした。
――撮影の中断時期を経たことで、逆に現場で士気が上がったり、作品への思いが強くなったりしたようなことはありましたか?
木村:いまだに不安要素ゼロで現場に立つことは、相当難しいことだと思うんですよ。でも、そういう逆境が実在するからこそ、みんなで一緒に「なにくそ!」と踏ん張れてる感じはしますね。
斎藤:コロナという大きな波を受け、どう立ち向かっていくのか…。そういう視点から、視聴者の方も“初めてのドラマの見方”をすると思うんです。
劇中での距離感の取り方を含め、「BG」が「withコロナ」でどう対応していくのか。その新解釈にこのチームで挑めるのが、僕は本当にうれしいです。
木村:そういう目の前の状況に対する姿勢など、劇中でも現場でも誤差がないかな、と思います!