岡田健史が妖怪ファンタジーで時代劇初主演!「『妖怪を信じられる?』と聞かれた時に、素直に『はい』と答えたんです」
岡田健史が、7月17日(金)スタートのドラマ「大江戸もののけ物語」(夜8:00-8:59、NHK BSプレミアム、全5話)で、初の時代劇に挑戦! 演じるのは寺子屋で子供たちを指導する旗本の次男坊・新海一馬で、本郷奏多演じる妖怪・天の邪鬼とタッグを組んで、江戸の人々の問題を解決していくという人情時代劇×妖怪ファンタジーだ。岡田らの他に、山田杏奈、森川葵、平尾菜々花、青山美郷、イッセー尾形らが出演する。
常に主演ということには捉われたくないと思っているんです
――初めての時代劇に挑戦した感想をお聞かせください。
初めてのカツラ、和服、刀、所作…。撮影は京都太秦のスタジオでやらせていただいたのですが、京都のスタッフさんは温かい方ばかりだったので、皆さんから一つ一つ学んでいくことがすごく楽しかったです。
――テレビの連ドラ初主演作でもありますが、主演として意識したことはありますか?
テレビでもネットでも映画でも、常に主演ということには捉われたくないと思っているんです。それよりも役として、どう演技の球を相手に投げようかということばかりを考えていました。いただいた役をどれだけ魅力的に広げることができるかが、演じる際の一つの目標にしています。この「大江戸もののけ物語」でも、一馬はどうあるべきか、妖怪や家族との関係性や立ち位置のことを考えていました。一馬は物語の真ん中にいるので。あ、もしかすると、そこかもしれないですね。主演として意識したことは。
――旗本の次男坊ですが、気が弱くて心優しい青年である新海一馬について教えてください。
リスペクトできる部分は、人を信じられて、愛せるところです。そういう人間はとても強いなと思いましたし、そういう人物だからこそ、誰かがトラブルに見舞われた時に一生懸命立ち向かっていける。他人事を自分事にできる人で、そこを大切にしたいと思いました。それから、一馬は子供たちの能力に差があっても、それがどうしたの? 大切なところはそこじゃないでしょという人物でもあり、そこも一馬の真骨頂だなと思いながら演じました。
――寺子屋の生徒さんたちとの撮影は楽しかったですか?
はい! みんなめちゃめちゃかわいかったんです。中でも一番年下の女の子は、なぜか僕に対抗心を持っていて、「英語しゃべれる? これ分かる?」とか、いろいろ張り合ってきて(笑)。でも、撮影の終わりには「事務所にお手紙送ってもいい?」と言ってきて、とてもかわいかったです! この作品がみんなの成長に繋がったらいいなと思いながら、一緒に撮影していました。
――その中で平尾菜々花さんが演じるお雛は、一馬を助けるなど、生徒らしからぬ大人っぽさがありますね。
お雛は精神年齢が高いですが、演じた菜々花ちゃんも僕ら世代に引けを取らないぐらい大人で落ち着いていました。そんな彼女だったからこそ、一馬とお雛の関係を築くことができたんだと思います。一馬とお雛は相性のいい二人で、お雛は一馬の人間性を分かった上で『ばかだね、あんた』と言うんですよね。そして、ちゃんと一馬を支えてくれる。“いいオンナ”なんですよ(笑)。
――そんな一馬にも恋の予感が訪れます。お寺に使用人になる、およう(山田杏奈)との関係は見ていてじれったくなりましたが、岡田さんはどうご覧になりましたか?
完成したものを見て、一馬は一体何をやっているんだ?と思いました(笑)。でも、そこが一馬なので、彼はこれでいいんだと思います。
7月17日(金)スタート
毎週金曜夜8:00-9:00(連続5回)
■公式YouTubeでは、岡田健史の撮影メーキングを公開中!
https://youtu.be/cATdFC9ojbE
【監督】川村泰祐
【特殊造形・VFX】岡野正広
【妖怪監修】荒俣宏
【脚本】川崎いづみ(崎はたつさき)
【出演】岡田健史、本郷奏多、山田杏奈、森川葵、平尾菜々花、青山美郷、イッセー尾形ほか