――東北楽天のフランチャイズ、楽天生命パーク宮城の魅力を教えてください。
ボールパークというイメージ。メジャーリーグの球場のようだと思います。遊園地っぽい要素があったり、エンターテインメント性に富んでいて、野球を見に行くだけではなく、遊びに行ける場所だと思います。
――2013年、東北楽天が日本一になった瞬間、何をしていましたか?
自宅でテレビ観戦していました。舞台の稽古が終わって帰ってきて、7、8、9回はしっかりと見ました。美馬学投手、則本投手、田中将大投手のリレー。前日の負けがあったけど、田中投手は出てくるだろうなと思っていました。3勝3敗で、日本一になるまでの流れが完璧だったと思います。
2011年に東北は震災があり、それが3月11日で、楽天が日本一になったのは11月3日。その巡り合わせはまるで震災でどん底になった日の裏に幸せが待っていたというかんじで、奇跡のように思いました。一生懸命頑張っている人たちに夢を見せた。野球ってすごいなって思いました。
個人的に、野球史に残る事件、語り継がれる瞬間で、平成の野球を象徴する一戦ととらえています。
――2019年5月25日の「楽天×オリックス」戦での始球式の思い出を聞かせてください。
楽天の試合での始球式、まして地元でやれることは夢でしたので、感激でした。実は前の日、映画の撮影をしていて、終わったのが深夜2時。それから東京に帰って、ほぼ寝ないで仙台に向かったんですよね。でも、体はめちゃめちゃ元気で 夢が与える力ってすごいなって思いました。
地元の友達が見に来てくれて、名前を呼ぶ声が聞こえてきてうれしかったですね。球団の人と話していても、地元トークに花が咲いて、そういうことは東京ではないから、楽しい時間でした。
――始球式は「ナイスボール!」のストライクでした。球種は何でしたか?
ストレート。緊張して握りが甘かったのか、ちょっとスライドしてましたね。打者に絶対当てちゃいけないと、そればかり思ってました(笑)。野球を経験していて、ピッチャーをやっていてよかったなと思いました
――5/25始球式で身を包んだ背番号「968」のユニフォームは今どうなってますか?
家宝です。毎日着てます。それは嘘ですけど(笑)。今日の副音声にはこれを着て臨みます。
――野球経験について教えてください。
小学校からやっていて、中学では1年生からレギュラーに選ばれていたんです。左利きなんですけど、セカンドをやったりファーストをやったり、外野も。1年時、腰の骨を骨折するまで、5割くらい打っていたと思います。
レギュラーで出させてもらっていたこともあり頑張りすぎたんでしょうね。腰を痛めたのに少し無理をしてしまいました。
3年生時にはピッチャーになり、1番でファーストか、ピッチャーで投げるときは3番を打っていました。
引退試合でホームラン宣言をして、予告通り打ったことを今でも覚えています。「ヒーローだな」って思いました。
――今でも野球をプレーしますか?
今も野球はめっちゃします。バッティングセンターに行ったり、後輩を呼び出してキャッチボールをしたり。ミュージカル「テニスの王子様」の仲間と作ったチームに所属はしているんですけど、あまり試合ができていなくて。野球をやりたいという俳優は多いんですよ。またチームを作りたいと思っています。
――もしもプロ球団にスカウトされる可能性があるとします。どの球団を選びますか?
もちろん楽天です。中継ぎとして活躍したいなと思います。プロ志望届けは出していないんですけど、今も待ってます(笑)。
――2020年東北楽天が優勝したら、何をなさいますか?
楽天で10万円分買い物して、還元します(笑)。
――最後に、今日中継をご覧になる方にメッセージをください。
野球をしゃべることが仕事になったらいいなとずっと思っていましたので、その夢がかなうことをうれしく思います。ただの野球好きの、27歳が熱くしゃべっている時間にぜひお付き合いください。
8月12日の「埼玉西武ライオンズ×東北楽天ゴールデンイーグルス」戦は、埼玉・メットライフドームで開催。「BS12プロ野球中継」の主音声は、西武ライオンズ、ヤクルトスワローズ(東京ヤクルトスワローズ)で好打者として活躍した鈴木健が解説を担当し、実況は木下貴道。副音声は黒羽麻璃央をゲストに田中大貴が実況を担当する。
「埼玉西武ライオンズ×東北楽天ゴールデンイーグルス」
8月12日(水)昼5:59-夜9:00(延長あり)
BS12 トゥエルビにて生中継
https://www.twellv.co.jp/program/sports/baseball/
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